TBS系新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』の制作発表会見が10日、東京都内で開催された。主演の松たか子、星野源をはじめ、多部未華子、松坂桃李、韓国俳優のチュ・ジョンヒョクらが出席した。
この作品は、鎌倉と韓国・釜山を舞台にしたオリジナルホームドラマで、脚本を野木亜紀子氏が担当。日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』や映画『ラストマイル』を手掛けた野木氏の新作として注目されている。家族の在り方や人生の岐路をテーマに、3姉弟の物語が描かれる。
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松たか子、6年ぶりのTBSドラマ出演
松たか子が演じるのは、渋谷家の長女・葉子。フリーの編集者として家計を支えながら、両親や祖母と鎌倉で暮らす役柄だ。松にとって、TBSドラマ出演は『ノーサイド・ゲーム』以来6年ぶり。会見では「実際は末っ子なので、お姉さん気質がなくって…。でも、この役を通じて新しい一面を発見できた」と述べた。また、本作について「悲しみを抱えながらも生きていかなければならないというテーマを、お正月に立ち止まって考えてもらえたら」とメッセージを送った。
星野源、松たか子との共演に喜び
星野源は、葉子の元担当編集者で人気作家・百目鬼見(もめき・けん)を演じる。執拗に葉子につきまとうという癖のある役柄だが、「松さんとお芝居をご一緒するのは初めて。これまでは『空耳アワー』での共演だけでしたが、今回一緒に演技できたことがとても楽しく、うれしいことでした」と笑顔を見せた。松との演技については「楽しくて仕方なかった」と語り、二人の相性の良さが画面にも反映されることを期待させた。
共演者たちのコメント
劇中では次女を演じる多部未華子は「来年は巳年の年女なので、巳年が生かされるような生き方をしたい」と意気込みを述べた。松坂桃李は「3姉弟の会話には共感できる部分が多かった」と語り、家族のリアルな描写を楽しみにしている様子を見せた。
また、日本のドラマ初出演となるチュ・ジョンヒョクは「日本語を特訓しました。来年はもっと勉強して、皆さんと会話を楽しめるようになりたい」と抱負を述べた。
『スロウトレイン』は、2025年1月2日午後9時より放送予定。