俳優の木村拓哉が、創業90周年を迎える鉄鋼メーカー、株式会社淀川製鋼所(以下、ヨドコウ)のブランドアンバサダーに就任した。新テレビCM「おさまるな。ヨドコウ」篇が23日から放送される。
「おさまるな。ヨドコウ」篇の内容
新CMでは、ヨドコウがこれまでの事業や自身の限界を「箱」に例え、それを飛び越えて未来へ挑戦していくという決意を描いている。木村は大小さまざまな箱の中で、「自分の箱におさまってるだけじゃつまんない」「失敗してもいいじゃん。ふみだしてみよう」と成長の大切さを訴えるセリフを語る。そして、箱の外へ飛び出していく姿が印象的である。
木村の演技とメッセージは、視聴者に挑戦する勇気を呼び起こす内容となっており、CMの最後には「おさまるな。ヨドコウ」という力強いフレーズで締めくくられる。
撮影の舞台裏
撮影現場では、木村が6つの箱(高さ55センチから517センチ)を使い分けながら演技を披露した。特に高さ90センチの小さい箱では、スタッフからの「大丈夫ですか?」という声に「大丈夫だよ」と応え、スムーズに収録を進めた。箱の動きを再現するため、昇降機でカメラを9メートル上下させるなど、アナログと先端技術を融合させた撮影方法にも木村は感心していた。
また、木村は音声収録時に「大事なセリフだからやり直します」と再挑戦を直訴。気持ちを込めたセリフでOKテイクを獲得し、小さなガッツポーズを見せる場面もあった。
木村拓哉の挑戦への思い
木村はインタビューで、「自分の箱におさまらず、勇気を出して挑戦する大切さ」について、以下のように語った。
「自分の箱というのは、ある意味テリトリーのようなもの。その中は居心地がいいが、一歩外に出るには覚悟が必要だ。でも、一歩を踏み出す時、周りに支えてくれる人たちの存在を感じることで、挑戦への勇気が生まれる。」
また、視聴者に向けて「失敗を恐れずに挑戦してほしい」とメッセージを送り、木村拓哉の”拓”は開拓の”拓”であることを強調。「箱におさまるな!」という言葉で、挑戦する人々を応援した。
ヨドコウのメッセージと木村の起用理由
ヨドコウは、創業90周年を迎えるにあたり「挑戦」という企業理念を掲げた。この理念を象徴するアンバサダーとして、常に新たな挑戦を続ける木村が選ばれた。
木村は「鉄鋼メーカーと関わることになるとは思っていなかったが、メッセージに共感し、自分を選んでくれたことに感謝している」と語った。
視聴者へのメッセージ
木村は「新しい企業理念を掲げ、挑戦し続けるヨドコウの決意と共に、挑戦する人々の背中を後押しするメッセージに注目してほしい」と呼びかけた。
CMは23日から全国で放送される予定。