俳優の山下智久が主演を務めるドラマ「正直不動産」が映画化されることが決定した。映画はすでにクランクインしており、2025年2月から3月にかけて撮影が行われ、2026年に劇場公開される予定だ。
人気ドラマ「正直不動産」とは
「正直不動産」は、嘘がつけなくなった不動産営業マン・永瀬財地(山下智久)と、顧客第一を貫く後輩社員・月下咲良(福原遥)が、不動産業界の荒波に正直さと誠実さだけで挑むビジネスコメディである。原作は小学館「ビッグコミック」にて連載中の漫画(漫画:大谷アキラ、原案:夏原武、脚本:水野光博)で、「クロサギ」の原案を手掛けた夏原が不動産業界の裏側に切り込んだ社会派作品として知られている。
本作は2022年4月期にNHKでドラマ化され、その反響を受けてスペシャルドラマやシーズン2が制作された。さらに2025年2月にはスピンオフ「正直不動産ミネルヴァ Special」の放送も予定されており、シリーズの人気が続いている。
映画版のキャスト・スタッフ
映画化にあたり、山下が永瀬役、福原が咲良役で続投することが決定した。また、ドラマ版から引き続き、川村泰祐が監督を務め、脚本は連続テレビ小説「おむすび」を手掛けた根本ノンジが担当する。
山下智久のコメント
山下は映画化について「いつもの仲間と再び現場で時間を共有できることが楽しみです。これまでの空気感を大切にしながら、新たな挑戦をしていきます」と語り、さらに「今回は演技とは別のことにも関わらせてもらったので楽しみにしていてください」と新たな試みにも言及した。なお、2026年は山下が芸能生活30周年を迎える節目の年でもあり、映画公開がその記念の年と重なることになる。
原作者のコメント
原作者の大谷アキラは「連載開始から数多くのドラマ化オファーを受けながらも決まらず、ようやくNHKで実現した作品が、ついに映画化まで至りました」と喜びを語り、「この作品の上昇はまだまだ続く」と期待を寄せた。
また、原案を手掛けた夏原武は「2シーズン、2本のスペシャルドラマを経て、ついにスクリーンへ。不動産の世界をより多くの人に届けられることをうれしく思います」とコメントを発表。脚本の水野光博も「山下さんが永瀬役を演じると知ったときの驚きは今でも忘れられません。映画版の完成をファンの皆さんとともに楽しみにしたいです」と語った。
2026年公開に向けて
映画版「正直不動産」は、これまでのドラマシリーズの集大成となる作品となる。山下と福原をはじめとするキャスト・スタッフが再集結し、スケールアップした物語がスクリーンで展開される予定だ。公開までの続報に注目したい。