俳優の稲垣吾郎が、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」日本版でハリー・ポッター役を務めることが明らかになった。7月から10月にかけてTBS赤坂ACTシアターで上演される。
8人目のハリー・ポッター役に挑戦
同作は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの最終巻から19年後の物語で、父親になったハリーと息子・アルバスの関係を描く。J.K.ローリング氏がジョン・ティファニー、ジャック・ソーンとともに舞台用に書き下ろし、2016年にイギリスで初演された。
日本では2022年に開幕し、110万人以上を動員、通算公演数1100回を超えるロングラン公演となっている。これまで藤原竜也、石丸幹二、向井理、藤木直人、大貫勇輔、平方元基、吉沢悠がハリー役を務めてきた。稲垣は日本で8人目のハリー役となる。
稲垣吾郎のコメント
稲垣は今回の抜擢について「ハリー・ポッターは世界中で愛されている偉大な作品なので、本当に光栄です」と喜びを語った。また、「これまでに観た舞台とは全く違うエンターテインメントで、ストーリーもわかりやすく、イリュージョンが素晴らしい。まだシリーズを知らない方も、舞台を通じて『ハリー・ポッター』の世界に引き込まれると思います」と舞台の魅力を語った。
また、ハリー・ポッターという役については「多くの方が演じてきた役ですので、世界観を崩さずに、新しい『ハリー・ポッター』を届けたい」と意気込みを見せた。さらに、「回を重ねてライフワークにできたらうれしいです」と継続的な挑戦への意欲も示している。
豊富な舞台経験を持つ稲垣吾郎
稲垣はこれまで「サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-」(2021・2023)、「恋のすべて」(2022)、「多重露光」(2023)など、数々の舞台作品に出演。特に、ベートーヴェンを演じた「No.9 -不滅の旋律-」は再演を重ね、今年2月に千秋楽を迎えたばかりである。経験豊富な稲垣が、ハリー・ポッター役でどのような新たな魅力を見せるのか注目される。
公演スケジュールとチケット情報
稲垣が出演する7月~10月公演のチケットは、3月29日午前11時よりTBSチケット、ホリプロステージで先行発売。一般発売は4月12日から開始される。