自民党は4日、令和6年末時点の党員数が102万8662人だったと発表した。前年末から6万2413人の減少となり、党員数の減少は2年連続となった。
党員数減少の背景
党員数の減少について、自民党は派閥パーティー収入不記載事件の影響が続いていることや、令和6年10月の衆院選で議席を大幅に減らしたことが要因であると分析している。
党員数は同日の党役員連絡会で小渕優子組織運動本部長が報告した。森山裕幹事長は記者会見で「党員数は政党に対する支持のバロメーターだ」と指摘。その上で、「いろいろな課題があるにもかかわらず、100万人台をキープできたのはありがたいことだ」と述べた。
目標達成には至らず
自民党は党員数120万人を目標に掲げているが、今回の発表で目標には届かなかった。森山氏は「さらに党員・党友を増やす努力を続けなければならない。当初の目標に達しなかったことは遺憾だが、皆さんの努力の結果であり、そのことを真摯に受けとめたい」と語った。
今後、自民党がどのような方針で党勢回復を図るのか、引き続き注目される。