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西野亮廣が再び脚本・製作総指揮 『えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』2026年春公開 — 西野「作品に人生を賭けて取り組む」

キングコングの西野亮廣が製作総指揮と脚本を手がける劇場アニメーション『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』が、2026年春に全国公開されることが明らかになった。前作『映画 えんとつ町のプペル』は2020年に公開され、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞、興行収入27億円、観客動員196万人を記録した。

新作の舞台は1年後のハロウィン、不思議な世界での冒険へ

本作は、前作の出来事から1年後のハロウィンを舞台に、主人公ルビッチが親友プペルを失った喪失感を乗り越え、新たな一歩を踏み出す姿を描く。物語では、ルビッチがネズミに誘われて不思議な異世界に迷い込み、個性豊かなキャラクターたちと共に大冒険を繰り広げる。

原案は西野が「にしのあきひろ」名義で執筆した絵本『チックタック ~約束の時計台~』。監督は前作と同じく廣田裕介が務め、アニメーション制作はSTUDIO4℃が担当する。

視覚表現の進化と新キャラクターの登場

アニメーション制作を手がけるSTUDIO4℃の代表・田中栄子は、「前作は“えんとつ町”という一つの舞台だったが、今回は2つの異世界が交錯するスケールの大きな内容となっている」と述べ、ダンスや歌も盛り込まれたエンターテインメント性の高い作品であることを明かした。前作で培った3D表現技術を進化させた映像表現にも注目が集まる。

また、ルビッチ役の声優は前作の芦田愛菜に代わり、オーディションで新たに選出される予定である。

西野亮廣が語る制作の背景

西野は「物語の根底には、20代前半に体験した“遠くへ行ってしまい、もう帰ってこなくなった友人を待ち続けた日々”がある」と語り、個人的な体験が物語の出発点になっていることを明かしている。また、「今の時代にこの物語を届ける意味と、映画という表現形式で伝える理由に向き合い、作品に人生を賭けて取り組む」と意気込みを語っている。

ムビチケ前売券の販売もスタート

西野による描き下ろしのイラストを使用したイメージビジュアルも公開されており、このイラストはムビチケカードとしてCHIMNEY TOWNオンラインストアにて4月15日より予約販売が開始された。さらに、西野が机に向かいイラストを描く様子を収めた「解禁スペシャル動画」もYouTubeで公開されている。

作品情報

  • タイトル:『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』
  • 公開:2026年春
  • 製作総指揮・脚本:西野亮廣
  • 監督:廣田裕介
  • アニメーション制作:STUDIO4℃
  • 原案:『チックタック 約束の時計台』(にしのあきひろ著)
  • 配給:東宝・CHIMNEY TOWN