上白石萌音は教師となった大江奏役で続投
末次由紀の漫画を原作とする新テレビドラマ「ちはやふる-めぐり-」が、7月より日本テレビ系で放送されることが発表された。主演を務めるのは女優・當真あみで、映画版で大江奏を演じた上白石萌音が同役で出演する。
映画版から10年後のオリジナルストーリー
「ちはやふる-めぐり-」は、映画「ちはやふる」シリーズの物語から10年後を舞台にした完全オリジナルストーリーで、令和の高校生たちが青春をかけて競技かるたに挑む姿を描く。
主人公・藍沢めぐる(當真あみ)は、梅園高校の2年生で、部員が少なく廃部寸前の競技かるた部の幽霊部員。そこに、非常勤講師として赴任した奏(上白石萌音)が新たな顧問として加わり、物語が展開していく。
當真あみ「希望をくれた作品に出演できて光栄」
當真は本作が連続ドラマ初主演となる。「映画『ちはやふる』シリーズの世界観にリスペクトを持って、末次先生の『ちはやふる』、そして映画シリーズのファンの方々のイメージを崩さないよう、しっかりと繋げていけたらと思いました」と意気込みを語った。
また、映画シリーズについて「かるたをなりふり構わず追いかける姿がまぶしかった」と語り、コロナ禍で学校や部活動が休止されていた自身の高校生活の中で「希望になった」と振り返った。
上白石萌音「10年経ってまた奏を演じられる喜び」
上白石は映画版に続き、大江奏役を再び演じる。「奏を演じられる喜びがありましたし、『ちはやふる』の世界に再び飛び込めることが嬉しかった」と語った。
劇中では25歳となり教師となった奏が描かれる。上白石は「原作では描かれなかった葛藤や想いも丁寧に描かれる」とし、「骨太な青春ドラマになると思います。原作ファンの方も初めての方も楽しめる作品になるよう、精いっぱい作っていきます」と呼びかけた。
原作者・末次由紀が描き下ろしイラストを公開
ドラマ化を記念し、原作者・末次由紀が新たに描き下ろしたイラストが公開された。イラストには、教師となった奏を囲むように、25歳となった千早、太一、西田優征(肉まんくん)、駒野勉(机くん)が登場する。
末次は「ふたたび部活に奮闘することになった奏の姿を、漫画のキャラクターたちもきっと応援している──そんな思いを込めて描きました」とコメントしている。
また、末次は脚本のプロット段階から本作に参加しており、原作とのつながりも大切にした制作が進められている。
プロデューサー「18歳の當真あみの煌めきを届けたい」
プロデューサーの榊原真由子氏は、「當真さんに演じていただくめぐるは、映画の千早とは異なり、青春とは程遠い日々を送っているキャラクター」と説明。當真の演技について「彼女の中にある静かな情熱、まっすぐな瞳を感じている」と語った。
また、上白石についても「教師になった奏を演じる姿に感慨深い思いを抱いた。上白石さんがこの作品に持っている強い思いを感じる」と語り、キャスト陣への信頼を示したという。
ドラマ「ちはやふる-めぐり-」は、當真あみと上白石萌音を中心に、新たなキャストを迎えて制作が進められており、新たな“青春”が描かれる。