7人組グループ・WEST.の神山智洋と、Travis Japanの中村海人が共演する東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~』(毎週土曜23時40分放送)が放送中である。第2話の放送を前に、主演の神山と共演の中村が囲み取材に応じ、撮影現場でのエピソードや互いの印象について語った。
味がわからないシェフと、味に敏感な僧侶の物語
本作は、平日夜に寺の境内で営業する“ミッドナイト屋台”を舞台に、味覚と嗅覚を失った元フレンチシェフ・遠海翔太(神山)と、味に敏感な副住職・方丈輝元(中村)がタッグを組み、屋台を盛り上げていく様子を描く。2人の成長や人々との交流を描いたオリジナル脚本のヒューマンドラマとなっている。
神山「料理で心に寄り添う」 役作りで包丁も新調
神山が演じる遠海翔太は、パリで修行したもののプレッシャーにより味覚と嗅覚を失い、日本でタクシードライバーとして働く中で輝元と出会う。再び料理と向き合い、人々の心に寄り添っていく姿が描かれる。神山は「家でも料理をし、フードコーディネーターに勧められて包丁も新調した」と語り、役作りに励んだ様子を明かした。
中村「住職としての言葉が響く人物に」 役作りは“おいしいご飯”
中村が演じる方丈輝元は、副住職として寺を継ぐ立場にあるが、仕事への意欲は低め。しかし翔太と出会うことで、自分の意志を伝える力を身につけていく。中村は「役作りとして、おいしいご飯を食べるようにしていた」と笑いながらも、役に対する思いを語った。
初共演の印象は「かわいい弟」と「頼れる兄貴」
神山と中村は、YouTubeチャンネル『放課後GAMING LIFE』での共演経験はあったものの、ドラマでの共演は初めて。神山は「懐に入るのが上手な弟タイプ」と中村を評し、中村は「頼りがいのあるお兄ちゃん」と神山に信頼を寄せる。
撮影現場では、寒さの中で神山が演技に集中するためにコートを着ずに立つ姿を見て、「かっこいいと思った」と中村が語る場面もあった。神山は「主演として本番通りにやりたいという気持ちがあった」と明かした。
凸凹バディの掛け合いが見どころに
2人が演じる翔太と輝元は、「料理はできるが味がわからない男」と「味に敏感だが料理ができない男」という真逆の特性を持つコンビ。神山は「息が合っているようで合っていない絶妙なバランスを意識している」とし、中村も「喧嘩をするシーンが多いが、そこも魅力の一つ」と語った。
プライベートでも仲が良く、「兄弟っぽい関係」と話す2人は、“ブラザーバディ”としての相性の良さをアピール。現場でもゲームや雑談で盛り上がっているという。
調理シーンや衣装にも注目
劇中では神山の調理シーンや中村の僧侶衣装のほか、オリジナルキャラクターのコスチュームも登場。中村は「輝元が考案したという設定。反響次第では商品化もあるかも」と冗談交じりに語った。
また、神山の包丁さばきについて中村は「安心感があり、翔太らしさを感じる」と感心していた。
セリフ合わせも自然に “対話”を重視した現場づくり
2人は、セリフ合わせが自然と始まることが多く、気になった点については監督を交えて話し合うことが多いという。「お互いに話さないと分からないことが多いので、対話は大事」と神山は語り、信頼関係の上での演技づくりが行われていることがうかがえる。