韓国発の人気小説を日本版にリメイク
女優の小芝風花と俳優の佐藤健が、Amazon Originalドラマ「私の夫と結婚して」でダブル主演を務めることが発表された。配信は6月27日よりPrime Videoにて開始される。全10話構成で、毎週金曜に2話ずつ配信予定である。
本作は、韓国の同名Web小説を原作としており、2024年には韓国でドラマ化されている。今回、日本版の制作にあたっては「パラサイト 半地下の家族」を制作したCJ ENMと、「愛の不時着」で知られるスタジオドラゴンがタッグを組んだ。脚本は「妻、小学生になる。」「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の大島里美が執筆し、監督は「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」のアン・ギルホが務める。
復讐と再生を描く物語
主人公・神戸美紗(小芝風花)は、周囲を優先して生きてきたが、親友と夫に裏切られ命を落とす。目覚めると10年前にタイムリープしており、かつての裏切り者たちに復讐を誓う。しかし、1度目の人生では接点のなかった部長・鈴木亘(佐藤健)と出会ったことで、美紗の心に変化が訪れるというストーリーである。
共演には、美紗の幼なじみで唯一の親友・江坂麗奈役に白石聖、1度目の人生での夫・平野友也役にSUPER EIGHTの横山裕が名を連ねる。
キャスト陣のコメント
主演の小芝は、「韓国の監督・チームとご一緒できて、今までとは違う雰囲気や経験ができてとても新鮮でした。脚本は原作の面白い所と日本の感覚が合わさっており、美紗自身の優しさや強さがまっすぐ伝わってきます」と撮影を振り返った。
佐藤は、「アン・ギルホ監督の作品を以前から拝見しており、今回ご一緒できて非常に嬉しかった。言語の違いによるコミュニケーション障害はほぼ感じず、充実した現場だった」と述べたうえで、「日本版ならではの要素も加わり、ハラハラしながら楽しんでもらえる作品になっている」とアピールした。
白石は、「ヘビーなシーンも多い難しい役柄でしたが、麗奈と出会えたことで自分自身でも知らなかった部分に気付くことができた」とコメント。横山は、「初めて演じるタイプの役柄で、執着心の強さには理解が難しい部分もあったが、挑戦できたことに感謝している」と語った。
脚本を手掛けた大島里美は、「原作の普遍的な問いを活かしつつ、日本版ならではのモチーフも盛り込みました。感情の忙しいドラマになっている」と見どころを伝えた。
期待高まる日本版「私の夫と結婚して」
Prime Videoジャパンのカントリーマネージャーである大石圭介は、「韓国版『私の夫と結婚して』は非英語コンテンツとして最高水準の視聴実績を記録しました。今回の日本版も、才能ある韓国のクリエイターと日本のキャストによるコラボレーションによって、新たな魅力を放つことを期待しています」とコメントした。
なお、小芝と佐藤によるメッセージ映像もYouTubeにて公開されている。