映画「サンダーボルツ*」の公開を前に、5月1日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて「ROAD TO THE AVENGERS!『サンダーボルツ*』前夜祭イベント」が開催された。本作でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品に初めて参加した声優の梶裕貴が登壇し、出演への喜びと、公開前のイベントに対する戸惑いを語った。
声優陣とゲストが集結した前夜祭イベント
イベントには、主人公エレーナ役の田村睦心、ウィンター・ソルジャー/バッキー役の白石充、謎の男ボブ役を演じた梶裕貴に加え、特別ゲストとして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのロケット役・加藤浩次、マンティス役・秋元才加、マーベルファンとしても知られるJO1の佐藤景瑚が登壇。司会はサッシャが務めた。
「憧れていた」MCU参戦に感激
梶は登壇の冒頭で、「ありがたいですね。本当に憧れていたので」と、念願のMCU出演について喜びを語った。本作については、「今までのMCU作品に登場してきた、メインキャラクターでありながらサブの立ち位置だったような人物たちが一堂に会し、1つの物語を紡ぐ構成がとても興味深い」とコメント。「“最強じゃない、ヒーローじゃない”というキーワードがこの作品の面白さを象徴している」と話し、「人間臭くて泥臭い、そんなチームだからこそ魅力がある」と印象を語った。
公開前イベントに戸惑いも
映画は5月2日に全国公開されるが、梶は公開前の舞台あいさつに対して「声優として正式にMCUに参戦できるのは誇りだし光栄なこと。ただ、公開前に何を話せばいいのか正直少し戸惑っている」と率直な心境を述べた。司会のサッシャも「事前に観たが、何を聞いていいのか悩んだ」と語り、会場には笑いが広がった。
さらに梶は、「ボブ役に加えて、“セントリー”というキャラクター名も今回のイベントで解禁された」と明かし、「現在公開されているPVで、僕の声らしきものが聞こえる場面がある。それが誰の声か、ぜひ注目してほしい」と見どころを紹介。「見ればわかるので、これ以上言うと公開前に消されてしまうかもしれません」と冗談を交えて会場を和ませた。
映画「サンダーボルツ*」とは
「サンダーボルツ*」は、米マーベル・スタジオによるスーパーヒーローシリーズの最新作。アベンジャーズが解散し、ヒーロー不在となった世界を舞台に、CIA長官による危険な実験によって生まれた脅威に立ち向かう物語である。主人公のエレーナ(フローレンス・ピュー)をはじめ、過去に悪事を犯した6人がチームを組み、世界の危機に立ち向かう。
サンダーボルツという名前は、かつてエレーナが在籍していた弱小スポーツチームに由来し、メンバーたちはいずれも過去のトラウマや後悔を抱えながらも再起をかけて戦う。泥臭くも人間らしいキャラクターたちによるチームドラマが展開される。
本作の監督はNetflixシリーズ「BEEF/ビーフ ~逆上~」のジェイク・シュライアー。出演はフローレンス・ピュー、セバスチャン・スタン、デヴィッド・ハーバー、ワイアット・ラッセル、ハナ・ジョン=カーメン、オルガ・キュリレンコら。
「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」への登場も決定
なお、「サンダーボルツ*」に登場するキャラクターたちは、今後公開予定の映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』への出演も決定している。