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「正義か金か!?」 — 『イグナイト -法の無法者-』最終回が今夜放送

TBS系金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』(毎週金曜 後10:00)は、俳優の間宮祥太朗が主演を務める完全オリジナルリーガルドラマである。「Ignite(火をつける)」の名の通り、訴訟を起こさせるためにターゲットの心に火をつけ、あらゆる手段で勝訴を目指す“法の無法者集団”の活躍を描く。日本の訴訟社会化や弁護士業界の現状を背景に、従来のリーガルドラマとは異なる新感覚のストーリーが展開される。金か正義か、彼らの真の目的が問われる中、豪華キャストによる熱演が話題を呼んでいる。

最終回の見どころ

27日に放送される最終回では、内閣官房長官・石倉(杉本哲太)を引きずり下ろすため、主人公・宇崎(間宮祥太朗)率いる“無法者”たちが最後の戦いに挑む。物語は、自動運転システムの暴走が原因とされるバス事故の真相究明に焦点を当てる。

宇崎たちは、システム監視を担当していたモビリノという会社の存在を知り、伊野尾(上白石萌歌)は事故当日の監視記録保全のため裁判所の執行官らと行動を開始する。一方、石倉から弁護依頼を受けた千賀(田中直樹)は、GIテクノロジーズ社長・宝田(田中幸太朗)と手を組み、裏で暗躍する。真実が明らかになる直前、宇崎の“正義”を揺さぶる想定外の出来事が発生。宇崎たちが迎える結末に注目が集まる。

撮影現場の熱量と裏話

主演の間宮祥太朗と原廣利監督の対談から、撮影現場の熱気と挑戦が明らかになった。若手スタッフが多く、部署の垣根を越えた意見交換が活発に行われた現場では、俳優とカメラマンが“セッション”するような撮影が実現。特に法廷シーンでは、ステディカムを活用した撮影手法が採用され、俳優の動きとカメラワークが一体となり、芝居の熱量が映像に反映された。

間宮は「カメラマンと呼吸を合わせる感覚が新鮮だった」と振り返り、原監督は「間宮の熱量が途切れず、撮影の勢いを保てた」と語る。第1話のカースタントなど、毎話山場が続く中、スタッフとキャストの信頼関係が作品のクオリティを高めた。

作品への反響と意義

間宮は本作について「ストレートで豪速球のような作品」と表現。視聴者からは「面白い」「スカッとする」といった声が寄せられ、ゲスト出演者からも高い評価を受けた。原監督は「人間ドラマやコメディ、シリアスが混在する代表作になった」と述べ、ジャンルの融合に手応えを感じている。

視聴者に向け、間宮は「10話まで見てくれて感謝。最終回の展開を心のままに楽しんでほしい」とメッセージを送り、原監督は「物語は一区切りつくが、見逃し配信でいつでも楽しめる」と締めくくった。