東京・TBS赤坂ACTシアターで上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が、7月17日に4年目の公演を開始した。この日行われた会見には、新たにハリー・ポッター役を務める稲垣吾郎、平岡祐太、1年ぶりに同役で復帰する大貫勇輔、アルバス・ダンブルドア役など3役を演じる市村正親が劇中の衣装で登場。キャストたちは公演への意気込みを語った。
稲垣吾郎、「魔法」の習得に苦労
稲垣は初参加となる本公演について、「2カ月間の稽古を経て、仲間とともに開幕を迎えられた。観客と劇場で会えるのが楽しみ」と期待を述べた。見どころとして「何度見ても驚く魔法の演出」と「親子や仲間の愛が深く感動を与える点」を挙げた。演技で苦労した点については、「初めての魔法使い役で、魔法の習得が最も大変だった」と振り返り、「舞台上でしか練習できない魔法もあり、飛んだり火を出したりする場面は特に苦労した」と明かした。さらに、「ハリーはスーパースターだが、1人の人間であり父親でもある。その人間味を表現したい」と意気込みを語った。
平岡祐太と大貫勇輔、新旧ハリー役の視点
初参加の平岡は、「過去の公演を観た方にも新たな発見がある。演者によって異なる解釈が楽しめる」と自信を見せた。特に「時空を超えた親子のやり取りや、セドリックのお父さんの心情が描かれる場面」が見どころだと述べ、観客に「物語の世界に熱狂してほしい」と呼びかけた。一方、復帰の大貫は「再びハリー役を演じられる喜びを感じる。親子関係の溝と和解を描くラストが作品の核心」と語り、ファンとしての視点も交えて作品の魅力を強調した。
市村正親、6役で舞台を彩る
新キャストの市村は、エイモス・ディゴリー、ダンブルドア、セブルス・スネイプなど6役を演じる。「30年前ならハリー役だったかもしれない」と冗談を交えつつ、「ダンブルドアとハリーの複雑な関係に注目してほしい」と観客に訴えた。また、「完璧なものなどない」「愛情で目が見えなくなってはいけない」などのセリフを引き合いに出し、「深い言葉が多い役は長いキャリアが必要」と笑いを誘った。
ゲネプロでのユニークなエピソード
稲垣はゲネプロ(最終リハーサル)でのエピソードを披露。「最前列に過去のハリー役を演じた俳優5人がいた。吉沢悠さんや石丸幹二さんもいて、間違えるたびにいたたまれなかった」と苦笑い。平岡も「一番前にいたら面白いかなと思った」と茶目っ気たっぷりに答え、会見場を和ませた。稲垣は「同じ役を演じた仲間と協力し合えるのは不思議で幸せな体験。普段は3匹のネコと静かに暮らすが、この舞台で皆と心を通わせるのが今夏の健康法」と笑顔で締めくくった。
作品の概要と評価
『ハリー・ポッターと呪いの子』は、J.K.ローリングがジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に書き下ろしたシリーズ8作目の公式続編。37歳のハリーと息子アルバスの関係を軸に、19年後の新たな冒険を描く。2016年のロンドン初演以来、世界中で演劇賞を受賞。日本でも第30回読売演劇大賞選考委員特別賞や第48回菊田一夫演劇大賞を獲得。東京公演は2022年の開幕から総観客数120万人、通算公演回数1200回を突破し、壮大な演出や美術、衣装、音楽で幅広い観客を魅了している。
公演情報
上演時間は休憩を含む約3時間40分。公演は2026年1月31日まで続き、11月から2026年1月までのチケットは8月2日午前10時から一般販売される。
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タイトルの案
- 「魔法を2ヶ月で習得!」稲垣吾郎が新ハリー・ポッター役で舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』4年目に挑む
- 「完璧なものなどない」稲垣吾郎が語る、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』での人間味あふれるハリー役
- 「飛んだり火を出したり!」稲垣吾郎が明かす、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の魔法と感動
- 「親子の愛に感動」稲垣吾郎と新キャストが挑む舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』新シーズン開幕
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