人気グループtimeleszは8月6日、横浜アリーナで8人体制初の全国アリーナツアー「We’re timelesz LIVE TOUR 2025 episode1~FAM~」の公演を開催した。この日、2024年4月の改名後初となるドーム公演の開催をサプライズ発表。12月26日・27日に京セラドーム大阪、2026年1月7日・8日に東京ドームで公演を行う。メンバー8人にとっても予想外の発表となり、1万5000人のファンと共に喜びを分かち合った。
本編終盤、ステージのスクリーンに「timeleszがドームに立つまで12,267,000secondz(秒)」の文字が映し出され、客席は大歓声に包まれた。原嘉孝(29)は菊池風磨(30)と抱き合い号泣。橋本将生(25)、松島聡(27)、猪俣周杜(23)も涙を流し、菊池が「ドームが決まりました!」と叫ぶと、会場はさらに沸いた。
新体制発足から314日で夢の舞台へ
ドーム公演は、Sexy Zone時代に2023年12月26日の東京ドーム以来、2年ぶりとなる。今年2月15日の新メンバーオーディション「timelesz project」(タイプロ)で寺西拓人(30)、原嘉孝、橋本将生、猪俣周杜、篠塚大輝(23)の5人が加入してから、わずか314日でのドーム公演決定だ。新体制発足後は多忙を極め、寺西と原は舞台出演とツアーが重なり、8人全員が揃った公演は5都市15公演中5公演のみだった。横浜アリーナでは初めて3公演全てにフルメンバーで出演。アルバム「FAM」を携え、8人体制初シングル「Rock this Party」やメンバー紹介曲「We’re timelesz」など全26曲を披露した。
猪俣は1万5000人の熱気に「熱気がすごい」と感激。篠塚は「横浜アリーナに立てるとは」と感慨深げに語った。橋本は自身の顔写真入りうちわを見つけ、「新鮮で変な感じ。うれしい」と笑顔を見せた。寺西は下積み時代を振り返り、「事務所に入って最初の仕事が横浜アリーナのバックダンサーだった」と明かし、原は「俺は今、幸せだーっ!」と地声で叫んだ。
新曲発表とNetflix配信決定
公演では新曲「Steal The Show」と「レシピ」の両A面シングルを11月12日に発売すると発表。初パフォーマンスも披露された。また、「タイプロ」の続編として、メンバー加入からドーム公演までの日々に密着した映像が2026年にNetflixで配信されることも決定。菊池は「配信が終わる頃にはメンバーが16人かな」と冗談を飛ばし、佐藤勝利(28)が「オーディションじゃない」と否定する一幕もあった。
新メンバーの成長とグループの絆
ツアーを通して新メンバーの成長が顕著だ。佐藤は「当初は固まっていた新メンバーが、8人で会場を盛り上げられるようになった」と評価。松島は篠塚について「最初は余裕がなかったが、最近は多彩な表情を見せる。我が子のような気持ちになる」と温かく語った。菊池は「新メンバーだけでなく、オリジナルメンバーも『タイプロ』で多くを学んだ。笑いの絶えない楽屋で、本番では本来以上の力を発揮できる」とグループの絆を強調した。
メンバーそれぞれの思い入れ
新メンバーは横浜アリーナに特別な思いを抱く。寺西は「初めて立ったステージが横浜アリーナのバックダンサーだった。今は一番前にいる」と感慨を述べた。原は「先輩のバックで何度も立った横浜アリーナ。今回はtimeleszの色で盛り上げたい」と意気込みを語った。橋本は「菊池とサウナで過ごす時間が人生が変わった瞬間」と話し、猪俣は「人に見られている意識から食事のスピードが遅くなった」と笑いを誘った。
ツアー最終公演の生配信決定
全国8都市24公演で24万9000人を動員するツアーは、8月24日の静岡・エコパアリーナで最終公演を迎える。この公演はFAMILY CLUB onlineで生配信されることが決定。菊池は「ファンの要望に応え、メンバー直談判で実現した。1人でも多くの方に見てほしい」と語った。佐藤は「8人全員を好きになってもらえるよう、全力でパフォーマンスを届けたい」と締めくくった。