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宮本浩次、山田裕貴主演映画「爆弾」の主題歌「I AM HERO」を書き下ろし リアルタイムミステリーに熱量を注入

エレファントカシマシの宮本浩次が、山田裕貴主演の映画「爆弾」(10月31日公開)の主題歌「I AM HERO」を書き下ろした。本作は、呉勝浩の同名小説を原作としたリアルタイムミステリーで、「このミステリーがすごい!2023年版」「ミステリが読みたい 2023年版」で第1位を獲得した話題作である。YouTubeでは、宮本の力強い歌声が響くリリックムービーが公開され、映画の緊迫感を一層引き立てている。

謎の男と爆弾を巡る物語

「爆弾」は、酔った勢いで暴行事件を起こし警察に連行された中年男性「スズキタゴサク」(佐藤二朗)が、霊感で都内の爆弾の存在を予告するところから始まる。秋葉原での爆破を皮切りに、1時間ごとに3回の爆発が起きると語り、刑事たちの追及をかわしながら謎めいたクイズを出題する。山田裕貴が演じる警視庁捜査一課の交渉人・類家は、スズキと真っ向から対峙。共演には、爆弾捜索に奔走する巡査・倖田役の伊藤沙莉、スズキの過去を追う刑事・等々力役の染谷将太、類家の上司・清宮役の渡部篤郎らが名を連ね、監督は「キャラクター」の永井聡が務める。

宮本浩次の主題歌「I AM HERO」

宮本は、永井監督との対話を通じて主題歌の構想を固めた。「『爆弾』のテーマの一つは『本当の自分の声』。生きていく上で避けられない、永遠に未解決の問題」と捉え、全力で「I AM HERO」にその解釈を込めたと語る。リリックムービーでは、「俺の野望 俺の絶望 俺の明日 さあ行くぜ I AM HERO」と繰り返される歌詞が、取調室の緊張感と共鳴し、観る者の心を掴む。宮本は「この曲が映画を盛り上げ、愛される一曲になることを願う」とコメントした。

山田裕貴とプロデューサーの反応

山田は主題歌について、「最初はスズキタゴサクを連想したが、歌詞を聞くと、残酷な世界に立ち向かう類家の姿に重なった。くじけそうな瞬間を後押しする力強い楽曲」と絶賛。プロデューサーの岡田翔太は、「宮本さんは子供の頃からの憧れのアーティスト。『今まで見たことのない一本』を追求する本作に、未体験の熱量の曲を届けてくれた」と感謝を述べた。

期待高まるリアルタイムミステリー

「爆弾」は、取調室の密室劇と東京の街に潜む爆弾の恐怖が交錯する極限のサスペンスである。宮本の「I AM HERO」が、物語の緊迫感と人間ドラマをさらに際立たせる。豪華キャストと宮本の魂のこもった主題歌が織りなす「爆弾」は、観客に衝撃と感動を与えるだろう。


(C) 呉勝浩/講談社 / (C) 2025 映画『爆弾』製作委員会