来週東京で首脳会談
石破総理大臣は、来週29日から3日間の日程で来日するインドのモディ首相と東京で首脳会談を行う予定である。両首脳は経済安全保障や防衛協力、経済分野での連携強化について協議する見通しだ。
経済安保で「新枠組み」創設へ
会談では、半導体、重要鉱物、AI、医薬品といった戦略分野での協力を強化するため、「経済安全保障イニシアチブ」と呼ばれる新たな枠組みの創設で合意する方向で調整が進んでいる。
防衛協力も具体化へ
安全保障分野では、2008年に署名した「共同宣言」を改定し、防衛協力の具体策を盛り込むことが検討されている。これにより、両国の安全保障連携が一層強化される見通しである。
経済分野で10兆円投資目標
経済協力については、日本が今後10年間でインドに対し10兆円規模の民間投資を行う目標を掲げる方向で調整している。両国の経済成長を後押しする狙いがある。
人材交流・高速鉄道でも協力
人材交流の分野では、専門的な技能を持つインド人材を日本に受け入れる仕組みの拡大を検討している。また、インドで建設が進む高速鉄道計画において、日本の最新型新幹線を導入することも確認する方針である。
