TBS系で2023年4月期に放送され、平均視聴率12.9%を記録した連続ドラマ『ラストマン -全盲の捜査官-』の劇場版『映画ラストマン -FIRST LOVE-』が、2025年12月に全国公開される。本作は、福山雅治演じる全盲のFBI捜査官・皆実広見と、大泉洋演じる孤高の刑事・護道心太朗が凸凹バディを組み、難事件に挑む痛快なサスペンスドラマである。ドラマ最終回で皆実と心太朗が実の兄弟であることが明らかになり、視聴者から大きな反響を呼んだ。映画では、ドラマから2年後の物語が展開され、北海道を舞台に新たな事件が描かれる。
物語の概要と新たな展開
映画は、皆実がアメリカへ戻った2年後、再び日本を訪れ、心太朗と共に北海道での事件解決に挑む物語である。カギを握るのは皆実の初恋の女性で、謎の組織に追われる彼女を守るため、FBI、CIA、北海道警の合同チームと協力する。物語には世界を揺るがす陰謀が絡み、ドラマを上回るスケールのアクションとサスペンスが展開される。脚本は黒岩勉、監督は平野俊一が務め、連続ドラマの主要キャストである永瀬廉(King & Prince)、今田美桜、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、木村多江、吉田羊、上川隆也が続投する。
幕間スペシャル映像の内容
8月25日にYouTubeで公開された幕間スペシャル映像は、福山と大泉のインタビューやメイキング、本編映像を収録したものだ。大泉が「ラストマン(の撮影)は、歳をとればとるほど命取りになる」と冗談めかし、福山が「アグリーです」と返す息ぴったりの掛け合いが収められている。北海道の雪原での過酷な撮影について、福山が「大氷原ですよ。アップしてたでしょ?」と聞くと、大泉は「生きるために温めてました」と笑顔で答えた。映像には永瀬廉や今田美桜らの姿も映り、福山は「どのキャラクターも生き生きしている」と喜びを語る。大泉は「皆実さんがかっこよすぎるから、僕ちょっとだけ面白に走ってます」と福山の演技を絶賛し、ユーモアを交えたバディの魅力が強調されている。
ラストマン・デーの取り組み
映画公開に向け、毎月最終月曜日は「ラストマン・デー」としてスペシャル企画が展開される。第1弾として公開された幕間スペシャル映像は、アクションシーンの進化やキャストの絆を伝える内容で、ファンの期待を高める。公式Xでは、映像公開時に「#ラストマン」がトレンド1位を獲得し、「福山さんと大泉さんのケミストリーが最高」「北海道のスケール感がすごい」との声が寄せられた。
キャストとスタッフのコメント
永瀬廉は「あのお二方(福山・大泉)とまた暴れられるのがワクワクする」とコメントし、自身の成長を作品にぶつけたいと意気込みを語った。今田美桜は「ドラマの熱量をそのまま映画に持ち込んだ」と述べ、続投メンバーとの再会を喜んだ。監督の平野俊一は「ドラマの感動とスケールアップしたアクションをスクリーンで」と強調。福山は、皆実の「暗闇では無敵」という特徴を活かし、感情豊かな演技で新たな挑戦に挑むと語った。
公開情報と期待
『映画ラストマン -FIRST LOVE-』は、松竹配給で2025年12月に全国ロードショーされる。ティザービジュアルでは、雪に覆われた北海道の広大な風景とバディの姿が描かれ、公式サイトやSNS(@LASTMAN_tbs)で最新情報が発信されている。Xでは「特報から圧巻の世界観」「映画館でこのバディを見たい」との声が上がり、ドラマファンを中心に期待が高まっている。本作は、アクション、サスペンス、ユーモア、兄弟の絆を融合させ、新時代のバディ映画として注目されるだろう。