SB19、シンガポール公演で圧巻のパフォーマンス 地域コラボでP-POPの魅力を世界に発信

フィリピンのP-POPグループSB19が、8月24日にシンガポールのArena @ Expoで開催された「Simula at Wakas」ワールドツアーの公演で観客を魅了した。Channel News Asiaの記者ハジーク・スークリ氏は、ジョシュ、パブロ、ステル、ケン、ジャスティンからなる5人組の「個々の実力と個性」を高く評価。複雑な振り付けをこなしながらも「ボーカルが一切揺るがなかった」と称賛した。

パフォーマンスのハイライト

セットリストは、躍動感あふれる「Gento」からソウルフルな「Time」まで、多彩な楽曲で構成され、グループの汎用性を示した。特に「Crimzone」では、会場が赤いライトスティックの海に染まり、ファンが一体となって飛び跳ねる盛り上がりを見せた。ステルの高音、パブロの滑らかな歌声、ジョシュの鋭いラップ、ケンの重厚なバリトン、ジャスティンの柔らかなボーカルが融合し、圧倒的なパフォーマンスを展開した。

地域アーティストとのコラボレーション

公演では、シンガポールのシンガーソングライター、ベンジャミン・ケンが「I Want You」で共演し、インドネシアのアーティスト、アルマが「Mapa」のバハサ・インドネシア版で参加。これらのコラボレーションは、「東南アジアの音楽がグローバルな舞台で成功し得ることを証明した」とスークリ氏は評した。タガログ語の歌詞には英語訳がスクリーンに表示され、多国籍な観客に対応した。

観客と地域の反応

フィリピン人ファンが多数を占めたが、インドネシアやドバイなどからのファンも参加し、SB19の国際的な人気を裏付けた。公演は地域の観光需要を喚起するイベントとしても注目され、チケットはS$98からS$348で販売された。

SB19の背景と功績

SB19は2018年のデビュー以来、P-POPのパイオニアとして知られる。ビルボード・ミュージック・アワードに東南アジアのアーティストとして初ノミネートされ、アルバムのストリーミング数は数億回に達する。2022年のシンガポール公演以来、3年ぶりの現地公演となった今回のショーは、P-POPのグローバルな影響力を示すものとなった。2025年には台湾のHito Music Awardsで初のパフォーマンスを果たし、2024年のMyx Music Awardsでアーティスト・オブ・ザ・イヤー、2025年のMusic Rank Asian Choice Awardsでアジアのボーイズグループ・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、受賞歴も豊富だ。

「Simula at Wakas」ワールドツアー

「Simula at Wakas」ツアーは、2025年4月にリリースされた同名の3rd EPをサポートする3度目のワールドツアー。5月31日のフィリピンアリーナ公演を皮切りに、米国、カナダ、台湾、香港など20公演を予定。フィリピン公演はチケットが即日完売し、追加公演が設定された。シンガポール公演は、P-POPの新たな可能性を示す歴史的な一夜となり、「単なるコンサートではなく、SB19がP-POPのパイオニアである理由の証」とスークリ氏は締めくくった。

今後の展望

SB19は、シンガポール公演の成功を受け、さらなる国際展開を目指す。ファンクラブ「A’TIN」はグローバルに拡大し、ツアーの追加日程も期待される。P-POPの旗手として、SB19の動向に注目が集まる。


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