BINIのグウェン、グループの成功で不動産投資と家族の借金返済を実現 母への感謝を語る

フィリピンの人気ガールズグループBINIのメンバー、グウェン(Gweneth L. Apuli、22歳)が、テレビ番組でのインタビューを通じて、グループの成功により実現した不動産投資や家族の借金返済について語った。オギー・ディアス氏との対談で、グウェンはビコール地方とマニラ首都圏での不動産購入や、家族の経済的支援について明かした。彼女の努力は、シングルマザーの家庭で育った過去の苦労を乗り越えた結果として注目される。

不動産投資と借金返済

グウェンはBINIの成功により、ビコール地方で土地を購入し、2024年にはマニラ首都圏で家と土地を取得した。「ビコールで土地を手に入れ、昨年はマニラで家と土地を買いました」と振り返る。また、家族が抱えていた借金を完済できたことも明かした。「以前は借金に追われ、特にリアリティ番組『ピノイ・ビッグ・ブラザー(PBB)』出演前は大変でした。BINIがすぐに成功したわけではなく、最初は少ない手当を少しずつ使って支えました」と語り、家族へのサポートを続けた努力を強調した。

シングルマザーの家庭での育ち

グウェンは4歳のときに父親を亡くし、シングルマザーの母親と4人の兄弟と共に育った。「母は仕事を見つけるのに苦労し、年金に頼る生活でした。本当に厳しい時期でした」と過去の苦労を振り返る。BINI加入前の手当が入る銀行口座を母親に預け、家族の生活を支えた。「携帯電話の分割払いが必要だったけど、半分は母のために使いました。少しずつ回復していきました」と、家族への深い思いを語った。

母親との絆と家族の変化

グウェンは母親のサポートに感謝し、「母はいつも応援してくれ、すごく誇りに思ってくれています」と述べた。BINIの成功後は家族との絆がさらに深まったという。「以前は生活の悩みに追われ、家族全員が生きることに必死でした。でも、BINIに入ってからは離れている分、家族を恋しく思う気持ちが強まり、絆がより強くなった気がします」と、家族との関係の変化を明かした。

BINIの成功とグウェンの背景

グウェンは2019年にスター・ハント・アカデミーの研修生となり、2020年11月にBINIのメンバーとして正式デビュー。2021年6月のデビューシングル「Born To Win」で注目を集め、2024年にはビルボード・フィリピンの「グローバルNo.1アーティスト」に選出された。グループは「Cherry on Top」などヒット曲で国内外で人気を博し、2025年の「BINIverseワールドツアー」では北米やアジアでの公演を成功させた。グウェンはリードボーカルとリードラッパーとして活躍し、自身の苦労をバネに夢を叶えた姿がファンに支持されている。

将来への思い

グウェンは、貧困を経験した過去から学び、賢い資産管理を目指している。「貧しい家庭出身で、お金の扱い方が分からなかった。だから、投資やお金の管理について先輩やメイクアップアーティストに相談しています。二度と苦しい生活には戻りたくない」と決意を語る。また、亡父の「娘をスターにしたい」という夢を胸に、「父はきっと誇りに思うはず」と述べた。BINIの価値観である「努力、誠実さ、ルーツを大切にすること」を体現し、フィリピン音楽のグローバルな発信に貢献する意欲を示した。

期待される影響

グウェンのストーリーは、貧困や困難を乗り越え夢を叶えた姿として、ファンや若者に希望を与える。BINIの成功はフィリピンのP-POPシーンを牽引し、彼女の投資や家族支援のエピソードは、経済的成功と家族への責任感を両立する姿を象徴する。2025年のさらなる活躍と、グウェンの個人的な成長に注目が集まる。


(C) GMA Entertainment / ABS-CBN