人気アイドルグループtimeleszの原嘉孝(29)が、2025年冬に全国公開予定の映画『初恋芸人』で映画初主演を務めることが発表された。本作は、特撮番組の脚本家やUMA(未確認生物)研究家として知られる中沢健のデビュー小説『初恋芸人』(小学館「ガガガ文庫」刊)を原作とした恋愛映画である。監督・脚本は、『獣手』で国内外の映画祭で評価を受けた夏目大一朗が担当する。原は撮影当時、timeleszのメンバーとしてデビューする前の俳優として本作に参加していた。

売れないピン芸人・佐藤賢治の物語

『初恋芸人』は、怪獣ネタで舞台に立つも成功を収められず、彼女いない歴=年齢のピン芸人・佐藤賢治を主人公とする物語である。賢治は嫌な相手を怪獣に見立て、自身をヒーローとして戦う妄想の中で心の拠り所を見出していた。そんな彼の前に、初めて「面白い」と認めてくれる女性・市川理沙が現れ、初恋に胸をときめかせる。しかし、不器用な性格ゆえに想いを伝えられず、理沙との距離が離れていく中で、彼女の秘密が明らかになる。「何物でもないもの」の人生を描くヒューマンドラマとして、原作は大槻ケンヂや朱川湊人らから高い評価を受け、2016年にテレビドラマ化、2025年8月からは漫画アプリ「マンガワン」でコミカライズも開始されている。

原嘉孝のコメントと役作り

原は主人公・佐藤賢治を演じるにあたり、「賢治は見ていて応援したくなる、もどかしい人物だが、奥にはピュアで愛らしい一面がある。芸人役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出した。愛を込めて演じた」とコメント。「何者でもないものの物語を皆さんに届けられるのが楽しみ」と、初主演への意気込みを語った。撮影は原が「timelesz project -AUDITION-」を経てtimeleszに加入する前に行われ、彼の俳優としての新たな一面が期待される。

監督とプロデューサーの期待

監督の夏目大一朗は、「中沢健の小説に心を奪われ、この物語を映像化するしかないと確信した。いつも輝く原さんにはその輝きを封じ、賢治の純粋さを熱演してもらった」と語る。企画・プロデューサーの小浜圭太郎は、「原さんの温かさとリーダーシップが撮影現場を一つにし、最高のチームワークを生み出した。ピュアな魅力が爆発した初主演作を劇場で体感してほしい」とコメント。東京と広島での撮影を通じて、原の真心こもった演技が作品の核となっている。

映画祭での特別上映

『初恋芸人』は劇場公開に先駆け、2025年9月13日から広島・生口島、因島、大三島で開催される「しまなみ映画祭2025」、および10月17日から北海道・夕張市で開催される「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭2025」で特別上映される。これらの映画祭では、インディーズや独自性の高い作品が注目される中、本作のユニークな物語と原の演技が話題となることが期待される。

公開情報

  • タイトル:初恋芸人
  • 公開:2025年冬予定
  • 出演:原嘉孝
  • 原作:中沢健『初恋芸人』(小学館「ガガガ文庫」刊)
  • 監督・脚本:夏目大一朗
  • 企画・プロデュース:小浜圭太郎
  • プロデューサー:峯松里香
  • 配給:ギグリーボックス
  • 公式サイトhttps://hatsugei.com
  • 公式Xhttps://x.com/hatsugei