歴代最速記録を次々と更新
2025年6月18日、YouTuber「AKIRA♂」が活動開始からわずか半年で登録者600万人を突破し、注目を集めている。チャンネル開設は同年1月1日で、6月18日時点で登録者数は668万人に達した。
急速な登録者数の増加
調査サイト「ユーチュラ」によると、AKIRAは3月27日に登録者10万人を突破。その後、4月9日に100万人、15日に200万人、20日に300万人、26日に400万人、5月13日に500万人を達成した。特に5月15日には、1日で24万人もの新規登録者を獲得している。
ユーチュラの「歴代登録者数達成日数ランキング」では、100万人から500万人までの達成で全てトップ20入り。400万人の115日、500万人の132日は、国内最大級YouTuber「Junya.じゅんや」(登録者3850万人)の記録を上回り、過去最速である。
現在も登録者は右肩上がりで、1日に10万人以上増加する日も少なくない。このペースが続けば、1か月以内に1000万人突破が現実となり、最速記録保持者「スパイダーメーン(現Spider-VAMBI、登録者1880万人)」を上回る見込みだ。
投稿内容は「カウンター動画」に特化
AKIRAが投稿しているのは、いわゆる「カウンター動画」である。モニターに登録者数を映し、その増加に合わせてクラッカーを鳴らすなどのリアクションを撮影した短尺動画だ。2024年春から夏にかけてYouTuberの間で流行し、「HikakinTV」が1か月で400万人増やすなど話題になった形式である。
カウンター動画は効率的に登録者を増やせる一方で、「中身がない」と批判されることも多い。AKIRAはチャンネル開設以来、この形式のみを継続しており、異例のスタイルといえる。
動画には金髪ウィッグにサングラス、スーツ姿の男性が登場。小道具や人物のバリエーションはあるものの、基本的には同じパターンが繰り返されている。これまでに210本を投稿しており、最多再生は約2500万回、次いで2400万回。再生数100万回を超える動画は10本に達している。
再流行の可能性も
昨年、一時的に流行したカウンター動画はブームが沈静化していた。しかしAKIRAの躍進により、再び人気が高まる可能性もある。異例の急成長を続ける同チャンネルの動向に、今後も注目が集まりそうだ。