9月29日、都内でABCテレビ・テレビ朝日系日曜劇場「すべての恋が終わるとしても」(10月12日スタート、毎週日曜よる10時15分、TVer見逃し配信)の制作発表会見が開催された。W主演の葵わかなと神尾楓珠を筆頭に、共演者の藤原丈一郎(なにわ男子)、本田望結、山下幸輝、大塚萌香、白洲迅、市川由衣、MCの久保田磨希が出席。絵をテーマにしたトークで、藤原と本田の過去の“かっぱ”エピソードが話題を呼び、会場を沸かせた。
本作は、冬野夜空の同名小説を原作としたラブストーリー。高校卒業式の日に付き合い始めた同級生の羽沢由宇(葵)と大崎真央(神尾)を主人公に、8人の男女が織りなすリアルでほろ苦い恋模様を描く。脚本は三浦希紗、監督は松本花奈と今和紀が務める。SNSでは会見の様子が即座に拡散され、「かっぱエピソード最高」「犬たらし判明で笑った」といった反応が相次いだ。
“かっぱ”ぶりの再共演エピソード
絵を描くことが本作のキーとなるトークコーナーで、本田は自作のかっぱイラストを披露。「かっぱに驚かされた忘れられない記憶があり、よく見たら藤原丈一郎さんだった」と語り出すと、藤原は「それだけ言うたら、ただの変態やろ!ちゃんと言って!?」と即座にツッコミを入れた。藤原によると、過去の番組でかっぱ姿で池から本田を驚かすドッキリ企画があり、それが初共演だったという。
本田は「ずっと颯(藤原演じる役)とのかっぱが混ざっていた」と苦笑いし、藤原も「皆さんは『この前のドラマありがとう』と言うけど、僕らは『かっぱありがとうございました』って挨拶を…」と自虐ネタで笑いを誘う。本田は「成仏できました」と安堵の表情を浮かべ、2人の息の合った掛け合いが会見のハイライトとなった。X上では、このエピソードがトレンド入りし、「かっぱ丈一郎永遠に語り継がれる」との投稿が目立った。
藤原は自身の絵として、なにわ男子デビュー日に大阪から東京へ貸し切り飛行機で移動したエピソードを描いたイラストを紹介。メンバー7人が描かれ、葵が「藤原さんはどれですか?」と尋ねると、「一番笑顔のこれ」と端でニヤニヤした人物を指し、会場を和ませた。
関西弁とプロ意識の現場エピソード
藤原が演じる真央の親友・颯と、本田が演じる妹・莉津は共に関西出身。撮影中は関西弁で盛り上がるも、本田は「現場で関西弁は出さないルールを決めた」とプロ意識を明かす。一方、藤原の“ザ・関西人”ぶりに「我慢できなかった」と振り返る。神尾は「自分で『なにわ男子のなにわ担当』って言ってた」と暴露すると、藤原は「言わんでええねん!」とツッコミ、関西ノリの連発で笑いが止まらなかった。
藤原の“犬たらし”ぶりが判明
藤原は共演犬の桃太郎とのエピソードも披露。「常に手におやつを握りしめて信頼関係を築き、おうちに持って帰りたいくらい懐いてくれた」と語るが、久保田から「連れて帰りたい」と訂正され、「大変失礼いたしました!」と頭を下げる。本田は「最初は距離が難しくて苦戦したが、藤原さんが来たら桃太郎の顔つきが変わった。悔しかった」と悔しがり、久保田は「人たらしを超えた犬たらし」と総括。藤原の愛されキャラが再確認された。