お笑いコンビ・にゃんこスターのアンゴラ村長(31)が、10月9日放送のフジテレビ系「何かオモシロいコトないの?」で本名・佐藤歩実を公表した。人気企画「本名寺の変」で芸能人の本名を当てるクイズが行われ、驚きの声が上がった。一方、同日発売の「週刊ビッグコミックスピリッツ」では初表紙を飾り、肩出しグラビアでセクシーな一面を披露している。

テレビで本名クイズ 芸人仲間も知らない「佐藤歩実」

放送では、ゲストのアンゴラ村長の本名を5つの候補から当てるコーナーが展開された。シソンヌの長谷川忍は「里紗ちゃん感がすごい」と「稲葉里紗」を予想したが、外れ。アンゴラ村長自身も「芸人仲間で本名を知っている人はほとんどいない」と明かし、長谷川とのLINE交換を挙げてヒントを出したが、長谷川は「相当前で書き換えた気がする」と記憶にない様子だった。

結果、本名は「佐藤歩実」と判明。1994年5月17日生まれ、埼玉県本庄市出身のアンゴラ村長は、早稲田大学文学部演劇映像コース卒業生だ。中学時代はオール5・学年1位で推薦入学した早稲田大学本庄高等学院から大学へ進学したが、高校では留年危機を経験し猛勉強で挽回した過去を持つ。2017年のキングオブコント準優勝でブレイク後、ワタナベエンターテインメント所属。二足のわらじで会社員も務め、テレビ埼玉「いまドキッ!埼玉」のレギュラーや本庄市広報観光大使としても活躍している。

「スピリッツ」初表紙でグラビア展開 未公開カット8枚にファン歓喜

アンゴラ村長は10日未明のX投稿で、「週刊ビッグコミックスピリッツ」2025年46号の表紙を報告。「たぶんこの人生一度のお知らせ」とし、肩出しのしっとりしたビジュアルを公開した。谷間がチラリと見える大胆なカットで、「スピリッツ表紙にたどり着くまでのルートでいちばん変なんじゃないか!」と自嘲しつつ、「巻頭グラビア写真集にないの8枚くらい入ってます、買ってね」とアピール。公式インタビュー動画では「偉い大人が根回ししたんじゃないかと踏んでいる。人生で二度とない光栄」と感謝を述べた。

巻頭グラビアには、7月発売の初写真集「標準体型」(講談社)の未収録カットが8枚収録。身長151cm、体重52kgの「標準体型」をテーマにした作品は、予約段階でAmazonランキング1位を獲得し、デジタル版と紙版合わせて1万冊近く売上を記録した。ライブドアニュースによると、グラビアは尾道ロケの入浴シーンやランジェリー姿を基調に、縄跳び芸のユーモアを交えたものだ。

にゃんこスターの軌跡 KOC準優勝から多角的活躍へ

にゃんこスターは2017年結成直後にキングオブコント準優勝を果たし、コンビ結成5カ月での決勝進出は大会史上最速。アンゴラ村長はボケ担当で、相方スーパー3助との漫才は独特のテンポが魅力だ。漫才協会加入後、お笑いライブ主催やエッセイ寄稿18本、なわとび教室、FMラジオ「アンゴラくんラジオ」配信と多岐にわたる。2024年の写真集ブームは、AERA dot.で「セクシー路線への転向」と分析され、コンビの新たな可能性を示した。