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【日本株】史上初の4万円へ!達成感強く利益確定の売りも

経済指標としては、21日にFOMC議事要旨があるが、先週は、米国株も堅調であったが日本株の強さが光った週でした。金曜に日経平均株価が4万円の大台まで10円に迫る3万9,990円まで値上がりました。値がさ半導体関連株を中心に幅広く買われ、TOPIX(東証株価指数)も堅調に推移しましたが、未だTOPIXはバブル時に最高値を更新していないため、今後注目となります。

今週は、引き続き外国人投資家を始め、日本株への注目が続くと予想され、4万円台の大台にのせるもいったんは達成感が意識されやすく、利益確定の売りも入りやすいでしょう。
ただし、現状の日本株の強さを考えると押し目は絶好の買い場となるため、下値も限られてきそうですが、3月8日(金)は3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えており、足踏み・調整となる可能性も視野に入れたいです。

米国では3月6日、7日にFRBパウエル議長の議会証言が予定されており、利下げ開始時期に言及などがあった場合は、米国株式、米ドルへの影響も強くなるため注目となります。
また、8日には雇用統計も控えており、今週は米国の経済指標に注視したいところです。

さて、日経平均株価のチャート分析にはります。

【日経平均株価(日足チャート)】
※移動平均線は、25日(紫色)、75日(赤色)、200日(青色)を表示
※RSIのパラメータ値は14

日経平均株価のチャートは、25日、75日、200日移動平均線すべてが上向きており引き続き強い上昇トレンドで、非常に強い相場であります。
但し、RSIは引き続き買われすぎと判断できる80%近くまで上昇しており、今年入ってからは75%超えで一旦調整局面を迎えているため下落の可能性も高くなっています。

<上昇要因>
・米国株市場の非常に強い相場
・外国人投資家の継続的な日本株買い
・ローソク足が25日、75日、200日移動平均線の上にあり、移動平均線が全て上向いていること

<下落要因>
・RSIをはじめとしたオシレーター系指標において、買われ過ぎの水準にある
・日本株のPERは約17倍となっており割安感は薄れている
・値がさ半導体関連株の大幅調整