手越祐也、RIZINでの国歌独唱を辞退「望まれていないのであれば」 － RIZIN「責められるべきは弊社である」

歌手の手越祐也が、28日に開催される『Yogibo presents 超RIZIN.3』のメインイベント「朝倉未来vs.平本蓮」で国歌独唱を行う予定であったが、SNSでの誹謗中傷や罵詈雑言を受け、国歌独唱を辞退することを申し出た。RIZINはこの申し出を受け入れ、発表した。

SNSでの誹謗中傷が原因

20日にテレビ埼玉で放送されたRIZINの特番で、手越が国歌独唱を担当することが発表された。しかし、この発表後、RIZINからの選手サイドへの説明不足もあり、反発を招く事態となった。さらに、選手からの一方的な発信に乗じた人々から、手越に対して直接誹謗中傷やヘイトメッセージがSNSで送られる事態となった。これにより、手越および手越のファンに多大な迷惑をかけることとなった。

RIZINの謝罪と対応

RIZINは、「自分の大好きな格闘技、注目の一戦に花を添えられるのであれば、是非」という思いで手越に依頼したが、この状況を受けて手越とRIZINの間で急遽話し合いが持たれた。手越は「あくまで試合や選手が主役。ボクは少しでもそれを盛り上げられればという思いで引き受けた。しかし、それが望まれていないのであれば今回の国歌独唱は辞退させてほしい」と申し出た。

RIZINは、「本来であれば、試合周辺のプロモーションや盛り上げは選手ではなく弊社の判断で決めることという認識であったが、現状においてここまでのネガティブな様相になってしまったにもかかわらず、手越や手越のファンに悲しい思いをさせてしまったことを押し通すことはできない」と結論し、手越の国歌独唱を取りやめることを決定した。

手越の寛大なメッセージ

このような状況にもかかわらず、手越からは「それでも朝倉未来選手と平本蓮選手の試合は、変わらず注目をしているし、二人には最高の試合をしてほしい」と寛大なメッセージが寄せられた。

RIZINの呼びかけと返金対応

RIZINは改めて、「手越への誹謗中傷やヘイトはやめてほしい。本当に盛り上げに寄与したいという思いで引き受けていただいた方に、罵詈雑言や悪口を浴びせる行為はあってはならない。いますぐにやめていただくようお願いする。責められるべきは弊社である」と呼びかけた。また、手越の国歌独唱を期待してPPVを購入した人に対して返金対応を行うことも発表された。返金は、2024年7月20日(土)19:10〜2024年7月23日(火)14:00に購入した方を対象としており、詳細は以下ページに記載のフォームにて対応する。