Netflixシリーズ「さよならのつづき」(監督: 黒崎博、11月14日世界配信)のダブル主演を務める女優の有村架純と俳優の坂口健太郎が、10月3日に韓国で行われた第29回釜山国際映画祭のワールドプレミアに出席した。本作は、日本作品として初めてオンスクリーン部門に正式招待されている。
美しく切ない「さよならのつづき」
「さよならのつづき」は、事故で恋人を失ったヒロインと、その恋人に命を救われた男性の間で繰り広げられる、美しくも切ない愛の物語。物語の舞台は北海道とハワイで、劇中の感情が繊細に描かれている。
上映後の観客は熱烈な拍手で主演の2人を迎えた。有村は韓国語で「こんにちは有村架純です。お会いできてうれしいです。この作品をたくさんたくさん愛してください」と挨拶し、坂口も「こんにちは、坂口健太郎です。みなさんドラマいかがでしたでしょうか?ありがとうございます」と流ちょうな韓国語で笑顔を見せた。
感情表現と役作りの裏側
ワールドプレミア後に行われたQ&Aセッションで、有村は役作りについて「日本人は控えめで繊細な感情表現が多いが、この作品では素直な感情を思いっきり表現できる女性像を目指した」と振り返った。坂口は、劇中で挑戦したピアノ演奏について「大変でしたが、何度も撮影し、練習に時間をかけた」と回想。司会者は「もしここにピアノがあればぜひ演奏してほしかった」と惜しんだ。
愛についての深い考察
さらに、主演の2人は愛についての見解も披露した。有村は「私が思う愛とは涙です。友人や家族、恋人と一緒に流すうれしい涙や悲しい涙は、愛が生まれている証拠だと思います」と語り、坂口は「僕は愛とは自己犠牲だと思います。自分を犠牲にしてでも相手のために何かしたくなった瞬間に、初めて愛になるのではないか」と自身の考えを述べた。
ワールドプレミアで大喝采を浴びた「さよならのつづき」は、11月14日からNetflixで世界配信の予定。