人気グループSUPER EIGHTが10日、横浜アリーナで「超アリーナツアー」の神奈川公演を開催した。このツアーは、2月にグループ名を改名してから初となる大規模なライブツアーであり、デビュー20周年を迎えた彼らにとって記念すべき節目の年に行われている。最新曲「アンスロポス」を含む全25曲が披露され、1万5000人のファンが熱狂した。
最新曲「アンスロポス」でバンドスタイル解禁
SUPER EIGHTのライブは、序盤からエネルギッシュなパフォーマンスが続いた。オープニングでは、レーザー光線とスモークに包まれたメンバーが登場し、全身真っ赤な衣装で「カカッテコーゼ」を披露。炎や火花を交えた演出に、会場は大いに盛り上がった。
4曲目で披露された最新曲「アンスロポス」では、通常ライブの後半で見られるバンドスタイルが早くも解禁され、ファンの期待に応える形となった。SUPER EIGHTはその後も惜しみないパフォーマンスを続け、観客を圧倒した。
メンバーの感謝の言葉と感動の瞬間
デビューから20年、苦楽を共にしてきたメンバーは、この特別な夜に感謝の気持ちをファンに伝えた。安田章大(40)はステージから「これがSUPER EIGHTとスーパーエイター(ファン)の確かな絆だ。20周年、祝ってくれてマジでありがとう!ここまで来られたのはみんなのおかげだ」と力強く叫び、会場は大歓声に包まれた。
村上信五(42)は、2004年にリリースされたデビュー曲「浪花いろは節」が関西限定で発売された当時のエピソードを振り返り、「いろいろ耐え忍んで、よくぞこの日を迎えていただいて…グッときてまうわ」と感慨深げに語った。
未来へ続く旅、3大ドームツアーへ
このアリーナツアーは6都市で約17万人を動員する予定であり、11月3日の北海道公演で千秋楽を迎える。その後、SUPER EIGHTは12月から福岡、東京、大阪の3大ドームを巡る「超DOME TOUR 二十祭」に突入する。メンバーはこれからも走り続け、ファンとの絆を深めていく意志を強く示した。
終盤、安田は「幸せをくれてありがとう。『感謝』や『ありがとう』を上回る言葉はたった5文字、『愛してる』。これからも受け取ってください」とファンに向けてメッセージを送り、「一緒に旅したい。ええかな?」という言葉に、会場は最大の拍手で応えた。
漫才コンビ「山田」復活で笑いも
また、MCでは丸山隆平(40)と安田による漫才コンビ「山田」が復活し、笑いを届けた。安田が「東京ドームで漫才したなあ」と懐かしむと、丸山は「やること(ネタ)は覚えている」とノリノリで応じ、鉄板ネタ「扇風機」でボケる丸山に、安田は「マルのレベルが上がってる」と笑顔を見せた。