歌手で俳優の中島健人(30)が、ソロアーティストとして新たなステージに立つことが決定した。2023年3月にSexy Zone(現timelesz)を卒業し、ソロ活動に専念してきた彼は、今年12月25日に待望のソロデビューアルバム『N / bias(ノンバイアス)』を発売する予定だ。また、来年1月には初のワンマンライブ『KENTO NAKAJIMA 1st Live 2025 N / bias』が東京・有明アリーナで開催されることが発表された。
ソロデビューにかける思い
中島は、合同取材でこれまでの活動や今後の展望について語った。ソロ活動を始めてから約6ヶ月が経ち、「ファンへの恩返しの場を作りたかった」と話す中島は、アルバム制作において「殻を破ること」をテーマに掲げているという。中島は、自身に対する偏見を取り払い、アイドルという枠を超えて、より自然体の自分を表現したいと述べている。
彼は「ボーン・トゥ・ビー・アイドル」という自覚を持ちながらも、これまでとは違う側面を見せる覚悟を示した。アルバムには、彼の感情や考えが率直に込められており、楽曲の制作には自ら積極的に関わっていることが明かされた。「今までの自分を超え、新たな自分をファンに見てもらいたい」という強い意志が込められている。
初のワンマンライブへの挑戦
2025年1月17日から19日まで開催されるワンマンライブについて、中島は「ファンとの再会が楽しみ」と語った。ライブでは、彼自身の音楽性を重視しつつも、ファンが期待する「アイドルらしいパフォーマンス」も織り交ぜる意向を示している。木村拓哉から刺激を受けたというエピソードを披露しつつ、彼とは異なる「中島健人像」を追求し、独自のステージを作り上げる決意を示した。
中島は「うちわやペンライトといったアイドル文化は継承しつつも、会場の盛り上がりを超えたライブを目指したい」と語り、ファンとの絆を大切にしたステージを作り上げたいと考えているという。
海外進出と今後の展望
中島は、既にアニメ『推しの子』第2期のオープニング主題歌「ファタール」を担当し、国内外での評価を高めている。彼は今後も日本国内だけでなく、海外進出を視野に入れているが、「日本の音楽文化を背負い、ジャパニーズソウルを持って世界へ挑戦したい」と意気込みを語った。欧米の市場でも注目されるような楽曲作りを目指しつつ、まずは日本のファンに向けた音楽をしっかり届けたいとの思いを強調した。
ソロアーティストとしての新たな挑戦
ソロデビューアルバム『N / bias』は、彼が新たな局面に立つ大きな挑戦となる。中島は、今までのアイドル像を超え、より深く、自分らしい音楽を追求する姿勢を見せている。また、彼は「timelesz」へのエールを送り続けており、グループメンバーとの関係も大切にしていると語った。
12月のアルバム発売、そして来年のワンマンライブで、中島健人は新たな音楽の世界へと踏み出す。彼のこれからの活動に、ファンの期待が高まっている。