HiHi Jetsの井上瑞稀が、手塚治虫原作の舞台「W3 ワンダースリー」の主演を務めることが発表された。公演は2025年6月に東京「THEATER MILANO-Za」、同年7月に兵庫「兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール」にて行われる。
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手塚治虫の名作「W3」を舞台化
原作「W3（ワンダースリー）」は、1965年から1966年にかけて「週刊少年サンデー」で連載された手塚治虫の代表作の一つ。地球を偵察に来た3人の宇宙人と少年・星真一が、未来に向けて何ができるかを模索する物語である。この作品は、虫プロダクション初のテレビオリジナルアニメとしても制作され、当時の子どもたちに大きな影響を与えた。
今回の舞台化では、ウォーリー木下氏が演出、福田響志氏が脚本を手掛ける。音楽は和田俊輔氏が担当し、これまでの舞台経験を活かしたドラマチックな演出が期待されている。
主要キャストとコメント
主人公・星真一を演じるのは井上瑞稀。映画や舞台での実績を持つ井上は、初めて手塚作品に触れた感想として「作品の歴史を学びながら、来場者がポジティブな気持ちになれる舞台を目指して取り組みたい」と意欲を語った。
また、兄・星光一役には平間壮一が決定。「手塚作品の深いテーマ性を大切にしながら自分らしい表現を目指したい」と述べている。ワンダースリーのプッコ役には永田崇人、ボッコ役には松田るか、ノッコ役には相葉裕樹がそれぞれ配役された。さらに、星兄弟の母親役を彩吹真央、ハム・エッグ役を中村まこと、ランプ少佐役を成河が演じることが決定した。
舞台で描く現代へのメッセージ
本作のテーマは、「どうすれば争いをなくせるか」という普遍的な問いかけだ。地球温暖化やエネルギー問題など現代の課題に触れつつ、観客に深い考察を促す内容になるという。演出を担当するウォーリー木下氏は「手塚作品の言葉を活かし、新たな『W3』を創り上げる」と意気込みを語った。
公演日程やチケットの詳細は後日発表される予定である。この舞台がどのように名作の世界観を現代に蘇らせるのか注目される。
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