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SixTONES高地優吾、不運な主人公役に — 「正直真逆だなという印象」新作舞台で主演決定

SixTONESの高地優吾が、舞台『ある日、ある時、ない男。』で主演を務めることが決定した。本作は2025年8月より東京・東京グローブ座を皮切りに、大阪、福岡でも上演される。

ドタバタ喜劇で「不運な男」演じる

本作は脚本家・演出家の西田征史による完全オリジナルストーリー。西田氏はこれまでに舞台『正しいロックバンドの作り方 夏』(2020年)、ミュージカル『SUNNY』(2023年)、ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(2022年)、スペシャルドラマ『必殺仕事人』(2023年)、映画『泥棒役者』(2017年)など多岐にわたるジャンルで作品を手がけてきた。

今回の舞台では、高地が何をやってもうまくいかない男・車谷良介を演じる。ある日、偶然2000万円の取引を知った良介は、親友にそそのかされてその金を横取りしようと画策。周囲を巻き込みながら、人生を変えようと奔走する姿を描いたドタバタコメディとなっている。

高地優吾「“ついてない男”は自分と真逆」

主演を務める高地は、自身の役柄について「自分の人生はどちらかといえば運が味方をしてくれた人生なので、正直真逆だなという印象がありました」と述べている。台本を読んだ際には「声を出して笑ってしまった」と語っており、「この作品はとにかくストーリーの展開がたくさんあり、ハラハラ感、ワクワク感、友情、感動を与えられるお話だと思います」とコメントしている。

また、演じる良介について「ネガティブでマイナス思考だがピュアな心の持ち主で、人の良さが知らないうちに人を救っている。“ついていないヒーロー”だと感じた」と述べ、稽古への意欲を見せた。

西田征史「不運の連なりが男の輪郭を浮かび上がらせる」

脚本・演出を手がける西田は「幸運に見放されたかのような日々を過ごす主人公の行動を追っていくと、不運そのものが一種の秩序のように立ち現れてくる」と語り、「誰にも見向きもされない些細な瞬間の連なりが、ひとりの人間を浮かび上がらせていく」と作品の主題に触れた。

本作は静けさを内包した群像喜劇として構成されており、「運命に翻弄される男の輪郭を、高地さんとともに楽しんで創り上げていければ」と意気込みを示している。

あらすじ

27歳の車谷良介は、真面目で優しい性格ながら不運続きの人生を送っている。就職先は相次いで倒産し、アルバイトの面接では人違いをされ、親切にした相手からは恩を仇で返される始末だ。

そんな彼と対照的に自由気ままな生活を送る友人・土居直樹とともに日々を過ごす中、町に新しくできるショッピングモールのオープニングイベントで人気マジシャンのショーが開催されることを知る。特別な一日をきっかけに、良介の運命の歯車が静かに動き始める――。