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韓国発バーチャルグループPLAVE、日本デビューが決定 日本オリジナル曲「かくれんぼ」で6月16日始動

韓国発のバーチャルK-POPアイドル、日本オリジナル楽曲で初進出

韓国発の5人組バーチャルK-POPアイドルグループ「PLAVE(プレイブ)」が、2025年6月16日に日本1stシングル「かくれんぼ」で日本デビューを果たすことが明らかになった。今作には日本オリジナル楽曲が収録される予定で、日本のファンに向けた特別な内容となっている。

PLAVEは2023年3月に韓国でデビューし、イェジュン、ノア、バンビ、ウノ、ハミンの5人で構成されるセルフプロデュースグループである。楽曲制作から振り付けまで、すべての工程をメンバー自らが手掛けており、そのクリエイティブな姿勢が高く評価されている。グループ名は「Play」とフランス語で夢を意味する「Rêve」を組み合わせた造語で、「夢を叶えるために新しい世界をつくる」という意味が込められている。

日本進出をめぐる活動とファンの期待

PLAVEは近年、日本語音源を使ったSNS投稿や、日本の雑誌の表紙への登場を通じて日本での露出を増やしてきた。こうした動きからファンの間では日本デビューへの期待が高まり、「まさかもうすぐ日本デビュー?!」との声も上がっていたが、今回正式に発表されたことでその期待が現実となった。

これまでにもPLAVEは、日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2024 AUTUMN/WINTER」に出演し、同イベント史上初となるバーチャルアーティストとしてのパフォーマンスを披露するなど、日本での存在感を高めてきた。

デビューから急成長、記録更新を連発

PLAVEは韓国でも急成長を遂げており、2024年7月にはMelOnでの累計ストリーミング回数が10億回を突破。サービス開始以来、歴代最短での記録達成となり、MelOnの「ビリオンズクラブ」入りを果たした。同年8月に発表したデジタルシングル「Pump Up The Volume!」はMelOn TOP100チャートで1位を獲得。2025年2月発売の3rdミニアルバム「Caligo Pt.1」は初動売上で100万枚を超え、日本でもオリコンやBillboard JAPANで1位を記録するなど、グローバルでの人気を証明している。

また、同アルバムは米Billboardが発表する「Global 200」「Global Excl. U.S.」にもランクインし、男性バーチャルアイドルとしては初の快挙を達成した。

メンバーが語る日本デビューへの想いとグループの強み

スポーツ報知のインタビューで、メンバーはそれぞれ日本デビューに向けた意気込みを語った。リーダーのイェジュンは「日本のPLLI(ファン)ともより近づけることがとても楽しみ」と話し、ノアは「日本文化が好きなので、デビューは感慨深い」と述べた。バンビは「子どもの頃から日本の音楽やアニメが好きだったので夢のよう」と語り、ウノは「ファンがいたからこそここまで来られた」と感謝の言葉を述べた。ハミンは「新しい文化の中での挑戦にワクワクしている」と語っている。

また、グループの強みについてイェジュンは「全てを自分たちで作り上げるセルフプロデュースと、ファンに真心で向き合う姿勢」を挙げ、ハミンは「ストーリー性と世界観、そしてチームワークが特徴」と話した。バンビは振付においてもストーリーテリングを重視しており、「バーチャルだからこそできる演出を意識している」と明かした。

今後の展開にも注目

PLAVEは、日本デビューを機にさらなるグローバル展開を目指している。これまでの実績や独自の世界観を武器に、リアルとバーチャルの境界を越えた新たなK-POPのかたちを提示し続ける存在として、今後も注目を集めそうだ。