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「仰天しました!」松村北斗が新海誠の『秒速5センチメートル』実写映画で主演、10月10日公開

SixTONESの松村北斗(29)が主演を務める実写映画『秒速5センチメートル』が2025年10月10日に公開されることが5月28日に発表された。同時に、松村演じる主人公・遠野貴樹のティザービジュアルも初解禁された。ビジュアルには、雪が降り積もる夜に桜の木の前で佇む貴樹が描かれ、「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」という切ないコピーが添えられている。本作を象徴する雪と桜が、監督・奥山由之の映像美とともに期待を高める。

新海誠の名作が初の実写化

原作は、新海誠が2007年に手掛けた劇場アニメーション『秒速5センチメートル』である。新海氏は『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)、『すずめの戸締まり』(2022年)などの大ヒット作で知られ、現代の若者の感情や孤独、すれ違いを繊細に描く“新海ワールド”で多くの共感を集めてきた。本作は新海作品初の実写化となり、小学校卒業とともに離れ離れになった遠野貴樹と篠原明里の特別な想いと、時の流れによるすれ違いを、貴樹の18年間にわたる人生を通じて描く。新海氏は「奥山監督をはじめとした若く熱心なチームが本作に向き合ってくれていることに興奮している。誰よりも完成を心待ちにしている」と期待を寄せた。

松村北斗の意気込みと役作り

松村はオファーを受けた際の心境を「企画書を見て『秒速5センチメートル』の実写化だと一瞬で理解し、仰天した」と振り返る。さらに、「アニメの実写化を演じるのは不思議な体験。通常の実写映画に近いけれど何かが違う。演じている側も楽しい時間だと感じた」とコメント。貴樹の繊細な感情をどのように表現するか注目される。松村はSixTONESのメンバーとして音楽活動を続ける一方、俳優としても活躍しており、2025年は本作での演技に大きな期待が集まる。

奥山由之が監督を務める映像美

監督は、映像監督・写真家の奥山由之が務める。奥山氏は米津玄師の「感電」「KICK BACK」や星野源の「創造」などのミュージックビデオ、ポカリスエットのコマーシャル映像を手掛けるなど、国内外で高い評価を得ている。本作では、原作の持つ繊細な雰囲気と新海作品の象徴である桜や雪を、奥山独自の映像美でどのように表現するかが注目ポイントである。原作ファンのみならず、映画ファンにとっても見逃せない作品となりそうだ。

秋に響く切ない恋物語

実写映画『秒速5センチメートル』は、すべての人の心に突き刺さる美しい恋物語として、2025年秋に公開される。ティザービジュアルが示す通り、貴樹の切なる想いと時の流れがどのように描かれるのか、公開が待ち遠しい。松村北斗と奥山由之が織りなす新たな“新海ワールド”に期待が高まる。

(C) 2025「秒速5センチメートル」製作委員会