フィリピンの新人P-POPガールズグループ「FINA」が、2025年にデビューを控えている。Cia、Nala、Dalli、Eya、Anika、Chillの6人で構成されるFINAは、CreaZion Studios Artistsに所属し、すでにプレデビュー段階でショーやフェスティバルを通じてファンを魅了している。グループの個性や夢、そしてデビューへの意気込みを紹介する。
プレデビューで輝くパフォーマンス
FINAはデビュー前ながら、積極的に公の場で活動を展開している。2月には「Everything About My Wife」のモールショーで複数会場に出演。6月28日には、アラネタシティで開催された第31回Fête de la MusiqueフェスティバルのP-POPステージに参加し、1st.One、Press Hit Play、KAIAなどの人気グループと共演した。プレデビューグループとして、すでに確かな存在感を示している。
これらのイベントは、FINAの成長するファンコミュニティとの交流の場でもある。リーダーのCiaは「ファンを失望させないために、10倍の努力を重ねている」と語り、グループの結束力と責任感を強調する。
メンバーそれぞれの個性と夢のコラボレーション
FINAの6人は、多様な背景と才能を持ち、独自の魅力でP-POPシーンに新風を吹き込む。それぞれのメンバーが夢のコラボレーションや影響を受けたアーティストを明かしている。
Cia Samonte:リーダーシップと優しさの融合
リーダーのCiaは、グループの長期的な目標達成に向けて努力を惜しまない。「どんな困難も、優しさと冷静さで乗り越える」と語り、フォトシュートやインタビューでFINAを牽引。彼女の目標は、グループ全員で輝く瞬間を作り出すことだ。
Nala Chua:ファンとの絆を育む
SB19のファン「A’TIN」として知られるNalaは、SB19のリーダーPabloの楽曲カバーで注目を集めた。「まだ楽曲がないのに、ファンの応援が熱いことが励み」と語り、BLACKPINKやArthur Neryとのコラボを夢見る。ジャンルに縛られない音楽性で、FINAのサウンドを模索する。
Dalli Eugenio:ファン文化からアイドルへ
K-POPカバーグループ出身のDalliは、2NE1やTWICEのファンとして培った経験を活かし、P-POPアイドルへの道を歩む。「ファンが遠くから応援に来てくれるのが驚き」と語り、英国での公演を目標に掲げる。デビューは「予想外の楽しいサプライズになる」と予告する。
Eya Cruz:国際的センスのファッショニスタ
スイス育ちで5言語を操るEyaは、国際的な感性とエレガントなスタイルで注目を集める。「たとえ1人でも応援してくれる人がいるのは素晴らしい」とファンへの感謝を述べ、ステージでのスーパースター像を追求する。
Anika Toribio:夢を追い続けるインスピレーション
医者の道を断念し、アイドルを目指したAnikaは、ファンに夢を諦めない姿勢を伝えたい。「多くの人に愛され、音楽でインスパイアできるのが嬉しい」と語り、Billie EilishやKZ Tandinganを目標に掲げる。
Chill Paloma:多才な最年少メンバー
19歳のChillは、学業や舞台経験を活かし、音楽とパフォーマンスに情熱を注ぐ。「家族やファンに愛される自分たちでいられるのが幸せ」と語り、Michael JacksonやHev Abiに影響を受けた。全国ツアーで故郷カガヤン・デ・オロの家族と再会することを夢見る。
P-POPの未来を担うFINAの挑戦
FINAは、P-POPの先駆者たちが築いた基盤を受け継ぎ、独自の「フェミニンなエネルギー」で新たなファンを獲得しているという。Chillが語るように、「プロとして訓練されていても、本物の自分たちを愛してくれる応援が心強い」。デビューシングルはまだベールに包まれているが、Dalliの言葉通り「予想外」のインパクトを約束するとのことだ。
P-POPシーンが国際的な注目を集める中、FINAのデビューはフィリピン音楽のさらなる飛躍を予感させる。彼女たちの音楽とパフォーマンスが、国内外のファンにどう響くのか、期待が高まる。