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BINIの「Zero Pressure」、Netflix映画『K-Pop Demon Hunters』の関連記事でForbesが推薦

Netflixオリジナル映画『K-Pop Demon Hunters』が2025年6月20日に公開され、大きな話題を呼んでいる。本作は、K-POPガールズグループ「HUNTR/X」のメンバー、ルミ、ゾーイ、ミラが昼はアイドル、夜は悪魔ハンターとして活躍する姿を描いたアニメーション映画だ。

ソニー・ピクチャーズ・アニメーションが制作し、マギー・カン監督とクリス・アップルハンス監督が手掛けたこの作品は、公開からわずか数日でNetflixの視聴ランキング1位を獲得し、Rotten Tomatoesで94%の高い評価を得ている。

サウンドトラックの成功とK-POPのグローバルな影響力

本作のサウンドトラックも大きな注目を集めている。HUNTR/Xの楽曲「Golden」はSpotifyで5300万回以上、ライバルボーイバンド「Saja Boys」の「Your Idol」は4700万回以上のストリーミングを記録し、TikTokやSpotifyでバイラルヒットとなっている。

これらの楽曲は、K-POPのグローバルな影響力を象徴するものであり、韓国だけでなく世界中でK-POP人気が拡大していることを示している。特に、フィリピンのガールズグループBINIの「Zero Pressure」が、Forbesの推薦記事で『K-Pop Demon Hunters』のファン向け楽曲として紹介され、注目を集めている。

Forbesが推薦する「Zero Pressure」とその背景

世界的な経済誌・Forbes(フォーブス)の記事では、『K-Pop Demon Hunters』の楽曲「Golden」や「Takedown」に似た魅力を持つK-POP楽曲として、TWICE、BLACKPINK、IVE、ITZY、Girls Generationなどの人気グループの楽曲とともに、BINIの「Zero Pressure」がリストアップされた。

「Zero Pressure」は、HUNTR/Xの楽曲「Takedown」を手掛けたリンゼイ・ハーヴェイ(Lingdren)とメラニー・フォンタナが共同でプロデュース・作曲した楽曲で、映画のコンセプトやジャンル、音の雰囲気に合致していると評価されている。

この推薦リストには、TWICEの「I Can’t Stop Me」やIVEの「I AM」など、K-POPの代表曲が名を連ねており、BINIが国際的な舞台で韓国アーティストと肩を並べる存在として認知されていることを示している。

BINIの国際的躍進とK-POP文化の広がり

BINIは、フィリピンを代表するガールズグループとして、国際的な評価を急速に高めている。Forbesの記事で取り上げられたことは、K-POPの枠を超え、アジア全体でのガールズグループの影響力拡大を象徴する出来事だ。 BINIがBLACKPINKやENHYPENに影響を受けつつも独自の音楽性を持つ「Zero Pressure」を通じて、K-POPファンの新たな選択肢として浮上している。

本作のサウンドトラックには、TWICEのメンバーであるジヒョ、ジョンヨン、チェヨンが参加した「Takedown」も含まれており、実際のK-POPアーティストとのコラボレーションが映画のリアルな魅力を高めている。

『K-Pop Demon Hunters』の文化的意義

『K-Pop Demon Hunters』は、K-POPのファンダム文化やアイドルの過酷なスケジュール、完璧さを求めるプレッシャーを描きつつ、韓国の神話や文化を取り入れた独自の世界観で観客を引き込む。

監督のマギー・カンは、H.O.T.やソ・テジといった初代K-POPアイドルに影響を受け、ITZY、BLACKPINK、TWICEなどを参考にキャラクターを構築したと語る。 映画の音楽には、BLACKPINKやBTSの楽曲を手掛けたテディ・パークやリンゼイ・ハーヴェイなどの著名プロデューサーが参加し、K-POPのリアルな魅力を再現しているという。

BINIの「Zero Pressure」がこの文脈で推薦されたことは、K-POPの枠を超えたアジアの音楽シーンの融合と進化を象徴していると言えるだろう。