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妻夫木聡主演『ザ・ロイヤルファミリー』新キャスト発表 佐藤浩市と松本若菜が競馬の世界で熱き絆を描く

TBS系日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(2025年10月スタート、毎週日曜21:00~21:54)に、佐藤浩市と松本若菜の出演が決定した。妻夫木聡が主演を務める本作は、早見和真の同名小説(新潮文庫)を原作とし、競馬の世界を舞台に人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語を描く。JRA(日本中央競馬会)の全面協力のもと、実際の競馬場での撮影による迫力ある映像が特徴である。

物語の中心となる新キャスト

佐藤浩市は、主人公・栗須栄治(妻夫木聡)の人生を大きく動かす馬主・山王耕造を演じる。山王は、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」の創業社長で、競馬界では名を知られた存在だ。ワンマンな経営者でありながら、業界の先行きを見通す鋭い洞察力と人との繋がりを重視する情熱的な一面を持ち、競馬にのめり込む姿が栗須に影響を与える。佐藤は「山王は尊大さもありつつ、昔気質で情熱的な男。馬と人の深い関係性を表現したい」と語る。

松本若菜は、北海道日高地方の競走馬生産牧場「ノザキファーム」を父と経営する野崎加奈子役で出演。馬の個性や性格を見抜く能力に優れ、牧場の馬たちに深い愛情を注ぐ。栗須とは大学時代の元恋人で、10年ぶりの再会が物語の鍵となる。松本は「日曜劇場出演は夢だった。加奈子の芯の強さと馬への愛が、物語の見どころになる」と意気込みを述べた。

佐藤浩市と松本若菜のコメント

佐藤は、競馬や馬との関わりについて「40年以上馬に関わってきた経験がある。競馬は単なる賭け事ではなく、馬も勝利を理解する。この物語では、馬と人の深い絆を描きたい」とコメント。競馬に詳しくない視聴者にも楽しめる作品を目指すと語った。一方、松本は「台本は枠にとらわれない情熱が描かれ、一気に読める面白さがあった。加奈子の馬への愛と物語への関わりが楽しみ」と述べ、初の日曜劇場出演への喜びを明かした。

プロデューサーの期待

プロデューサーの加藤章一は、佐藤について「山王の豪快さと人情を演じられるのは佐藤さんしかいない。栗須とのバディ感が胸を熱くする」と期待を寄せる。松本については「シングルマザーとして奮闘する加奈子の明るさと芯の強さが、松本さんで魅力的に表現されている」とコメント。キャスト陣による化学反応が、撮影現場で毎日生まれていると語った。


(C) TBS