田村淳、「俺が亮を追い込んだ」 — ロンドンブーツ1号2号解散の舞台裏とモヤモヤの真相

お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(51)が、10月1日放送のテレビ朝日系バラエティー番組「耳の穴かっぽじって聞け!田村淳が解散理由を告白SP」(後11:45)に出演し、今年6月に発表されたコンビ解散の理由を初めてテレビで明かした。淳は、相方の田村亮(53)との関係性やコンビのバランスが崩れたことによる「モヤモヤ」が解散の背景にあったと語る。

結成当初、亮はネタ作りやアドバイスを担当し、ツッコミ役として番組「ロンドンハーツ」の初期ではMCを務めていた。しかし、亮がMCを「ギブアップ」したことで淳がその役割を引き継ぎ、これがきっかけで亮は「淳が本当はMCをやりたくないのに代わりにやってくれている」と負い目を感じるようになった。淳はこの状況がコンビのバランスを崩し、長年のモヤモヤの原因になったと振り返る。

株式会社LONDONBOOTS設立の経緯

2019年6月の闇営業問題で亮が吉本興業を離れることになり、淳は亮を吉本に戻すことを目指した。吉本の了承を得て、亮をつなぎとめるために2019年末に「株式会社LONDONBOOTS」を設立。淳は亮に対し「そろそろ戻ってもいいんじゃないか」と何度も提案したが、亮は一貫して「戻らない」と回答した。

淳は亮に「戻らない気持ちは分かったが、公の場でその発言は控えてほしい」と伝えた。しかし、亮は記者会見で「吉本に戻る気はさらさらない」と発言。これがネットニュースで報じられ、淳は亮に電話で抗議した。亮は謝罪したが、淳は「冗談じゃない」と憤りを隠せなかった。この出来事をきっかけに、株式会社LONDONBOOTSは2023年末に畳むこととなり、コンビの屋号も一旦下ろす決断に至った。

淳の葛藤と吉本との関係

淳は当初、自身の多岐にわたる活動が吉本のマネジメントに負担をかけていると感じ、吉本興業を辞める意向を持っていた。しかし、亮が闇営業問題で先に退所したことで状況は一変。淳は吉本に残り、亮を支える形で活動を続けた。現在、吉本は淳の多様な活動を「やれやれ」と後押ししており、淳は「今は居心地がいい」と語る。

解散の核心と今後の関係

解散の最大の理由は、コンビのバランスの崩れと、亮がかつてのように「雑に淳を扱う」関係に戻れなかったことへの淳の葛藤だ。淳は「亮にツッコんでほしいという思いがあったが、俺が追い込んだことで亮が変わってしまった」と感じ、屋号を下ろすことで関係をリセットしたかったと明かす。

現在、淳と亮の関係は改善傾向にある。淳は「LINEのやりとりも増えたし、亮と昔のような関係に戻りつつある」と語り、近日中に自宅で「ロンドンブーツお疲れさん会」を開催する予定だと明かした。