テレビ朝日系ドラマ「ちょっとだけエスパー」が10月21日より毎週火曜21時に放送開始される。脚本は野木亜紀子が手がける完全オリジナル作品で、SFラブロマンスとジャパニーズ・ヒーロードラマを融合した内容だ。主人公・文太(大泉洋)は、家族も貯金も失ったどん底のサラリーマン。再就職先で「ちょっとだけエスパーになって世界を救う」任務を与えられ、さらには「人を愛してはいけない」というルールを課される。文太は見知らぬ女性・四季(宮﨑あおい)と突然夫婦生活を始めることになる。
制作発表記者会見、豪華キャストが登壇
10月12日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで制作発表記者会見が行われ、大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、宇野祥平、北村匠海、高畑淳子、岡田将生が登壇した。会見では、キャストの軽妙なやり取りや撮影秘話が飛び出し、会場は笑いに包まれた。
大泉洋の“ぼやき節”炸裂
大泉は冒頭から「放送、遅くないですか? 他のドラマはもう始まってる」と持ち前の“ぼやき節”を披露。ディーン・フジオカから「小言はやめてください」とたしなめられると、「本当に面白いんですよ! 火曜日が待ち遠しくなる」とドラマの魅力を熱弁した。北村匠海は「水曜どうでしょう」にちなんだ相槌で応じ、大泉をたじろがせる場面もあった。
キャストの役作りと撮影秘話
宮﨑は「大泉さんは文太そのもの。現場は和気あいあいと楽しい」と語り、共演者との良好な関係性を強調。ディーン・フジオカは“花咲か系エスパー”桜介役で、役作りのために日焼けサロンに通ったと告白し、「平成ギャル男コース」と笑いを誘った。岡田将生は謎多きボス・兆役を演じ、大泉の福山雅治モノマネによるNGのエピソードを明かし、「全部僕のせいにされる」と苦笑した。
高畑淳子の驚きのエピソード
高畑は撮影前日に「ワインのフルボトルを冷蔵庫から取り出そうとして落とし、足の指を骨折した」と告白。しかし、「箱根の温泉には入りたかったので、足を上げて入った」と振り返り、キャスト一同から「骨折をものともしない姿がすごい」と称賛された。
キャストが語る見どころ
注目のシーンについて、宇野は「大泉さんのモノマネ」、フジオカは「大泉さんの変顔」、宮﨑は「大泉さんのたまに見せるかっこいい顔」を挙げ、会場を沸かせた。岡田はフジオカの「はっちゃけたリアクション」を、北村は「大泉さんが『令和のアクション俳優』と自称するアクションシーン」を推した。高畑は岡田演じる兆の台詞「なぜあなたたちを選んだか」を特に気に入っていると語った。
大泉は宮﨑の魅力を「四季ちゃんの自然体がヤバい。犬や猫より断然かわいい!」と絶賛し、会場の笑いをさらった。
放送・配信情報
「ちょっとだけエスパー」は10月21日より放送開始。放送後にはTVer、ABEMAで無料見逃し配信、TELASAで見放題配信、Netflixで世界同時配信が行われる。演出は「アンナチュラル」の村尾嘉昭と「人事の人見」の山内大典が担当し、音楽は髙見優が手がける。
期待高まる新ドラマ
豪華キャストと野木亜紀子の脚本による「ちょっとだけエスパー」は、ユーモアとアクション、感動が交錯する作品として注目を集めている。キャストの軽快なトークと撮影秘話から、ドラマのユニークな魅力が伝わる会見となった。放送開始が待ち遠しい一作だ。