TBS系金曜ドラマ「フェイクマミー」(2025年10月スタート、毎週金曜22:00~22:54)に、波瑠と川栄李奈がダブル主演として出演する中、新たに田中みな実と笠松将の参加が決定した。本作は、正反対の人生を歩む二人の女性が「母親なりすまし」という禁断の契約を結ぶファミリークライム・エンターテインメントである。田中は波瑠演じる花村薫の「ママ友」となる専業主婦役、笠松は謎に包まれた男役で物語に深みを加える。
ドラマ概要
「フェイクマミー」は、次世代脚本家の発掘を目的とした「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」第1回で大賞を受賞した園村三のオリジナル脚本による作品である。演出はジョンウンヒ(「海のはじまり」)、嶋田広野(「御上先生」)、宮﨑萌加(「王様に捧ぐ薬指」)が担当。波瑠と川栄李奈が織りなすウソとトラブルだらけの物語が、視聴者を引き込む。
ストーリーと主要キャスト
物語の中心は、東大卒で大手企業に勤めていたが突発的に退職し、転職活動に苦戦する花村薫(波瑠)と、元ヤンキーでベンチャー企業「RAINBOWLAB」の社長を務めるシングルマザー・日高茉海恵(川栄李奈)である。薫は、茉海恵の娘・いろは(池村碧彩)の家庭教師として働き始めるが、茉海恵から名門私立・柳和学園小学校の入学試験の親子面接で「ママ」として代役を務めてほしいと依頼される。この「フェイクマミー(ニセママ)」契約は、発覚すれば刑罰に問われるリスクを伴う危険な提案である。既に発表済みのキャストには、茉海恵と共に「RAINBOWLAB」を運営する副社長・黒木竜馬役の向井康二(Snow Man)、柳和学園小学校の教師・佐々木智也役の中村蒼、茉海恵の天才児の娘・日高いろは役の池村碧彩が名を連ねる。
田中みな実の役どころ
田中みな実が演じるのは、由緒ある家柄の専業主婦・本橋さゆりである。さゆりは、いろはと同じ年の息子を持ち、柳和学園小学校の受験を通じて薫と出会う。自身も同校の卒業生で受験事情に詳しいが、穏やかで控えめかつ少し天然な性格から周囲の意見に流されやすく、自身の思いを表現するのが苦手である。薫との交流を通じて心を動かされ、薫にとって初めての「ママ友」となる。田中のTBS金曜ドラマ出演は、2021年の「最愛」以来2度目となる。
笠松将の謎の男役
笠松将は、薫がかつて勤めていた大手企業の経営者らしき「正体不明の男」を演じる。冷徹な雰囲気を漂わせるこの人物が、「フェイクマミー」契約にどう関与するかは放送で明らかになる。笠松にとってTBS金曜ドラマ枠へのレギュラー出演は初の挑戦である。
期待される展開
本作は、母親業のアウトソーシングという斬新なテーマを通じて、家族や人間関係の複雑さを描く。波瑠と川栄の対照的なキャラクターに加え、田中の繊細な演技と笠松のミステリアスな存在感が物語に深みを加えると期待される。放送開始は2025年10月で、TBS系にて毎週金曜22:00から放送される。