BINIが初恋のドキドキを歌う — BINI、新シングル「First Luv」リリース

フィリピンの人気ガールグループBINIが、新シングル「First Luv」を10月2日にリリースした。来春のCoachella Valley Music and Arts Festival 2026への初出演を控え、11月の大規模コンサート「BINIfied」に向けた予告編として位置づけられる本作は、グループのフルアルバムの先行シングルだ。タガログ語を基調としたキャッチーなラブソングが、ファンの間で大きな反響を呼んでいる。

「First Luv」の制作背景 タガログ語復帰でファン心を掴む

BINIは、8人組のP-POPグループとして、2024年にBillboard PhilippinesのグローバルNo.1アーティストに輝いた。今回の「First Luv」は、6月のシングル「Shagidi」以来の新曲で、チャート1位を記録したヒット曲「Salamin, Salamin」以来のタガログ語リリースとなる。曲のテーマは初恋の甘酸っぱさで、歌詞の一部「Kinikilig ‘pag magkasama / Araw, gabi naaalala / Sana you could be my first love(一緒にいるとドキドキする / 朝から夜まで思い出す / あなたが私の初恋であってほしい)」が、SNS上で急速に拡散されている。

作曲・プロデュースはKajoが手がけ、作詞にはRosemarie Tan、Kiana Valenciano、SHAN、dwtaが参加。振付はReden BlanqueraとMatthew Almodovarが担当し、MVではグループのシンクロしたダンスと鮮やかなビジュアルが際立つ。公式MVはYouTubeで公開され(https://youtu.be/P9cMi4PdHYE)、リリース直後からストリーミング数が急増。X(旧Twitter)では「#BINI_FirstLuvMV」のハッシュタグがトレンド入りし、ファンから「タガログBINIが恋しい」「キリギリすぎてリピート止まらない」といった声が相次いでいる。

本シングルは、グループのフルアルバムのファーストテイストとして位置づけられ、英語中心の最近作からフィリピン語への回帰が、国内ファンの支持を再燃させている。

「BINIfied」コンサート フィリピン・アリーナで5万人規模の熱狂

「First Luv」のリリースは、11月29日(土)にフィリピン・アリーナで開催されるコンサート「BINIfied」と連動する。2月の「BINIverse World Tour」キックオフ以来の同会場公演で、5万人規模の観客を動員する予定だ。チケットはPulp TicketsとTicketnetで販売中で、価格はVIPスタンディングP14,999、VIPシーティングP11,999、ロワーボックスAレギュラーP7,499、ロワーボックスBプレミアムP5,499、ロワーボックスBレギュラーP4,499、アッパーボックスAP2,999、アッパーボックスBP1,999、ジェネラルアドミッションP849と幅広い。

コンサートでは「First Luv」を含むヒット曲が披露され、グループの成長を体感できる内容となる。BINIのマネジメントを担うABS-CBNは、チケット完売を予想し、早期購入を呼びかけている。

Coachella 2026でP-POP初の快挙 グローバルステージへ

BINIは最近、Coachella 2026のラインナップに選出され、フィリピン人グループとして史上初の出演を果たす。4月10日と17日にカリフォルニア州インディオでパフォーマンスし、Sabrina Carpenter、Justin Bieber、Karol G、BIGBANG、KATSEYEらと共演する。パートナーエージェンシーのWassermanの支援もあり、2025年の「BINIverse」ワールドツアーでの海外公演実績が、この機会を呼び込んだ。

リーダーJhoannaは1月に「Coachellaをマニフェスト中」と語っており、今回の発表はグループの国際的飛躍を象徴する。Coachellaは1日12万人超の観客を集める世界最大級のフェスティバルで、BINIの出演はP-popのグローバル化を加速させるだろう。セットリストには「Pantropiko」や「Salamin, Salamin」などの定番曲が予想され、新曲披露の可能性も注目されている。

ストリーミングとSNSで広がるBINI現象

「First Luv」は全ストリーミングプラットフォームで配信中。Xではリリース直後に数万の投稿が寄せられ、ファンコミュニティ「Blooms」によるストリーミングキャンペーンが活発化している。BINIの公式SNSやウェブサイトで最新情報をチェック可能だ。

BINIの勢いは、フィリピン国内にとどまらず、アジアや欧米へ拡大中。2025年はさらなるマイルストーンとなる年となるだろう。


(C) Star Music / ABS-CBN