テレビ朝日系にて2025年10月より、毎週火曜21:00~21:54に新ドラマ「ちょっとだけエスパー」が放送される。主演は大泉洋、脚本は野木亜紀子が手がける完全オリジナル作品だ。SFラブロマンスとジャパニーズ・ヒーロードラマを融合させた本作は、大泉のテレビ朝日連続ドラマ初主演作となる。
ストーリーとキャラクター
主人公・文太は、会社をクビになり、家族も貯金も失ったどん底のサラリーマンだ。ネットカフェを転々とする生活の中、謎の会社「ノナマーレ」から面接の案内を受け、合格後に「ちょっとだけエスパー」の能力を与えられ、世界を救う任務を担う。社宅には見知らぬ妻がおり、夫婦として生活するが、「人を愛してはならない」という不可解なルールが課せられる。
大泉は文太について、「周りに流されやすく、人に強く言えない性格で、自分と似ている」と語る。また、文太の能力は「ちょっとだけとはいえ、かなりのエスパーだが、怖いので自分は欲しくない」とコメント。物語は笑いと複雑な展開が交錯し、視聴者を引き込む構成になっているという。
豪華な制作陣と共演者
脚本の野木亜紀子は、「アンナチュラル」「ラストマイル」などで知られ、大泉とは映画「アイアムアヒーロー」以来9年ぶりのタッグとなる。野木は本作を「少し不思議(SF)」と定義し、派手な超能力ではなく、ささやかな能力で小さなミッションを繰り返す物語だと説明。「小さな一匹の蜂が未来を変えられるのか」と問いかけ、視聴者に毎週の楽しみを約束する。
監督には「アンナチュラル」の村尾嘉昭や「人事の人見」の山内大典が名を連ね、プロデューサーには「おっさんずラブ」の貴島彩理らが参加。共演者については、「魅力的で豪華なキャスト」と大泉が明かし、過去に共演経験のある俳優が含まれるとヒントを出す。具体的な発表は今後予定されている。
大泉洋と野木亜紀子のコメント
大泉は脚本を読んで、「笑いと悲しみが共存し、複雑だが面白くスラスラ読める」と野木の筆力を称賛。視聴者に向けて、「バカバカしいと思える展開が、驚くような展開に発展する。3カ月楽しめる作品」とアピールした。一方、野木は「大泉さんが大泉さんらしいドラマを」との思いから本作が生まれたと明かし、SFやファンタジーへの愛を込めた作品だと語る。
期待される展開
「ちょっとだけエスパー」は、ユーモアと深いテーマを織り交ぜた物語で、視聴者に新たなヒーロー像を提示する。文太の能力の詳細は第1話で明らかになり、個性的な仲間たちとの掛け合いも見どころだ。放送開始が待たれる本作は、2025年10月より視聴者を「少し不思議」な世界へ誘う。