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山下美月、フジテレビドラマ『新東京水上警察』で一級船舶免許を活かし海技職員役を熱演 「海の脅威と戦う姿を知ってほしい」

フジテレビ系火曜9時ドラマ『新東京水上警察』(10月7日スタート、毎週火曜21:00~、初回15分拡大)が放送される。本作は、吉川英梨の同名小説(講談社文庫)を原作とし、日本初の「水上警察」をテーマにした連続ドラマである。佐藤隆太演じる刑事・碇拓真と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り、事件を解決するマリン×クライムエンターテインメントである。迫力のシーチェイスや海上アクションが特徴で、従来の警察ドラマの枠を超えた新しい物語が展開される。

山下美月の海技職員役と一級船舶免許

元乃木坂46の山下美月(26)が、警備艇を操縦する海技職員・有馬礼子役を演じる。山下は役作りのため、一級小型船舶操縦士免許(一級船舶免許)を取得した。一級船舶免許は、クルーザーやヨットなどすべての水域で航行可能な最上級の資格で、二級免許とは異なり航行範囲に制限がない。山下はオファー直後に取得を決意し、スケジュールの合間を縫って講習を受講。船の知識を学び、実際に操船技術を習得し、国家試験に合格した。劇中では、山下が実際に警備艇を操縦するシーンが多数登場し、免許取得によるリアルな演出が実現した。

山下美月のコメントと役への思い

山下は、撮影を振り返り「試験や練習よりも大きな船で最初は緊張したが、ロケハンで練習し、本番では楽しみながら操縦できた」と語った。海技職員について、「クランクイン前に現役の海技職員から話を聞き、陸とは異なる自由の制約や命懸けで海の脅威と戦う現実を知った。知識ゼロからのスタートだったが、勉強と体力作りに励み、役を通じて海技職員の存在を知ってほしい」と意気込みを述べた。船で行きたい場所には「先輩がよく行く大島」を挙げ、笑顔で展望を語った。

キャストとスタッフ

主演の佐藤隆太は、直感派の刑事・碇拓真を演じ、NEWSの加藤シゲアキが上昇志向の強い刑事・日下部峻役でバディを組む。山下演じる有馬礼子は刑事に憧れを抱き、碇との出会いで変化を迎える役どころだ。そのほか、中尾明慶、齋藤璃佑、山口紗弥加、皆川猿時、椎名桔平が出演。脚本は我人祥太、音楽は得田真裕、演出は西岡和宏らが担当。制作協力は共同テレビ、プロデューサーは大野公紀らが務める。

撮影の裏側と山下のストイックさ

山下は、乃木坂46時代から仕事へのストイックな姿勢で知られる。2024年5月のグループ卒業後、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』、TBS系『下剋上球児』『Eye Love You』、日本テレビ系『降り積もれ孤独な死よ』など話題作に出演。本作の撮影では、「暑さで記憶が薄れるほど過酷だったが、チーム一丸となって取り組んだ」と振り返った。

ドラマの意義と期待

『新東京水上警察』は、東京湾や隅田川を舞台に、海上での犯罪や密輸を追う水上警察の活躍を描く。原作者の吉川英梨は、海上保安庁での取材を基に、海技職員の専門性や過酷な環境をリアルに反映。山下は、現役職員との対話を通じて「海の安全を守る誇りと責任」を学んだと語る。本作は、アクションと人間ドラマが融合した新感覚のエンターテインメントとして、視聴者に海技職員の知られざる役割を伝えるだろう。放送は10月7日(火)21:00から、公式SNSで最新情報が更新されている。


(C) フジテレビ