田中律子「夢にも思っていませんでした」 — 34年ぶりに矢吹千恵役で『102回目のプロポーズ』出演、ファン待望の続編が始動

フジテレビ系で放送予定の連続ドラマ『102回目のプロポーズ』(全12話)の追加キャストが10月14日に発表された。1991年の名作『101回目のプロポーズ』の続編となる本作で、タレント・俳優の田中律子(54)が、前作で演じた矢吹千恵役を34年ぶりに再演する。ほかにも平祐奈(26)、林カラス(28)、太田駿静(25、OCTPATH)、落合モトキ(35)の出演が決定。地上波放送の詳細は未定だが、FODでの独占配信が予定されている。

前作『101回目のプロポーズ』の概要と続編のストーリー

『101回目のプロポーズ』は、1991年にフジテレビ系“月9”枠で放送された武田鉄矢と浅野温子のダブル主演ラブストーリーだ。失恋を繰り返す星野達郎(武田)と、姉の死をきっかけに人生を諦めかけた矢吹薫(浅野)の純愛が描かれ、「僕は死にましぇん!」や「男はつらいよ」のパロディブームを巻き起こす社会現象となった。最終回で結ばれた達郎と薫の物語は、視聴者に今も語り継がれている。

続編の『102回目のプロポーズ』は、鈴木おさむ氏(53)が放送作家・脚本家引退前に熱望し、自ら企画した作品である。達郎と薫の娘・星野光(唐田えりか、28)が主人公。光はクラリネット奏者で、15歳の時に薫が病気で他界した過去を抱える。光の恋物語を中心に、笑いと涙のヒューマンラブストーリーが展開される。薫役の浅野温子は故人設定のため出演しないが、達郎役の武田鉄矢は健在で出演。せいや(霜降り明星、33)が光に一目惚れする空野太陽役、伊藤健太郎(28)が光の恋人・大月音役を務める。

田中律子の役どころとコメント

田中律子は、前作で薫の妹・矢吹千恵役を熱演し、姉妹の恋を応援する明るいキャラクターとして人気を博した。続編では、達郎の会社・星野建設の経理担当として登場。光の良き相談相手となり、個性豊かな同僚たちとの掛け合いが物語を彩る。武田鉄矢との共演シーンも用意されている。

田中は以下のコメントを寄せた。

「20歳のときに、この矢吹千恵役を演じさせていただき、34年という長い月日が経って、また矢吹千恵を演じられるなんて夢にも思っていませんでした。

私の人生にたくさんの影響を与えてくれた、思い出の詰まった101回目のプロポーズ。今回、このような素晴らしい機会を頂けたことに感謝して、昔を思い返す時間や気持ちも大切に、千恵を演じていきたいです。『102回目のプロポーズ』が、視聴者の皆様、出演者の皆様、私自身にとって、思い出深い作品になるよう全力でがんばります。是非楽しみにしていてください。」

他の追加キャストとコメント

  • 平祐奈(岡村咲良役、光の後輩クラリネット奏者で親友):「歴史あるドラマに参加させて頂けてとてもうれしい。平成から時代を超えて素直で正直な想いをまっすぐに伝える純度100%のラブストーリーです。」
  • 林カラス(星野晴役、居酒屋店員で太陽の常連客):「作品が面白く育っていく手応えを感じています。」
  • 太田駿静(大月力役、音の弟で次世代ボーイズグループメンバー):「皆さんとともにテレビの前で観るのが今から楽しみです。」
  • 落合モトキ(浦川聖司役、力の秘書で建設会社次期社長候補):「『102回目のプロポーズ』も皆さまがロスになってしまうような作品に。」

放送・配信情報

『102回目のプロポーズ』は、鈴木おさむ氏の企画により、単なるラブストーリーを超えた人間ドラマを目指す。クランクインはすでに完了し、現場では唐田えりかの誕生日祝いなどの和やかなエピソードも報じられている。


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